はたらく物語―マンガ・アニメ・映画から「仕事」を考える8章

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はたらく物語―マンガ・アニメ・映画から「仕事」を考える8章

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305709981
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「働くこと」「労働」とは何か――なんていわれると堅苦しくて逃げ出したくなりますが、じつは私たちがふだん楽しんでいるエンタメでも様々な形の「働き方」とその問題が描かれているのです。



『3月のライオン』の棋士たちのように、生活のすべてを将棋=仕事に賭けることの意味とは?

『プラダを着た悪魔』と『マイ・インターン』にみる女性の働き方の理想と現実、ジェンダーとフェミニズムによる影響は?

『宝石の国』の世界で戦うキャラクターたちと、現代のアイドルの共通点とは?

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は「学園もの」の形式を借りた起業&デスゲームの物語?

『株式会社マジルミエ』で描かれる「企業活動としてのヒーロー」のあり方とは?

などなど……。



いわゆる「お仕事もの」だけでなくSFやファンタジーの世界でも、作り手と受け手がいる限り、その時代の「働くこと」の現実と理想が投影されています。

本書では、『増補 戦う姫、働く少女』(ちくま文庫)などでフィクション作品の分析を行ってきた著者が、マンガやアニメ、映画の人気作品を取り上げながら「仕事と働き方」にスポットを当てた新しい読み方を紹介します。



今まさに仕事をがんばっている社会人も、これから働き始める学生さんも、これまで息抜きに楽しんできた「物語」を新鮮な目で受けとめ、さらに現実の「働くこと」の理解も深められる1冊です。



【目 次】

はじめに

第一章 働く僕たち、私たち――『3月のライオン』と「働くこと」の現在

第二章 家事労働者から起業家へ――『3月のライオン』とコミュニティ作りの労働

第三章 女性の仕事、クリエイティブ産業とやりがい搾取――『プラダを着た悪魔』とポストフェミニズム労働者

第四章 助力者おじさんとレジリエンス、そして老後の消滅――『マイ・インターン』とポストフェミニズムの「超克」

第五章 労働を消費すること――『宝石の国』とアイデンティティの労働

第六章 起業とビルドゥングスロマン――『機動戦士ガンダム水星の魔女』とデスゲームの距離

第七章 ヒーローたちはなぜはたらくのか?――『株式会社マジルミエ』と『シン・ゴジラ』の「仕事」

第八章 私たちの労働の余白に――『0.5ミリ』とケア労働の贈与

おわりに

内容説明

フィクションに映し出された、現実で働く私たちの姿とは?格差ややりがい搾取、ケア労働、ジェンダーなど、エンタメにも「働くこと」を巡る問題が投影されています。「3月のライオン」「プラダを着た悪魔」「機動戦士ガンダム 水星の魔女」などの作品を取り上げながら、現実世界の課題を読み解きます。

目次

第1章 働く僕たち、私たち―『3月のライオン』と「働くこと」の現在
第2章 家事労働者から起業家へ―『3月のライオン』とコミュニティ作りの労働
第3章 女性の仕事、クリエイティブ産業とやりがい搾取―『プラダを着た悪魔』とポストフェミニズム労働者
第4章 助力者おじさんとレジリエンス、そして老後の消滅―『マイ・インターン』とポストフェミニズムの「超克」
第5章 労働を消費すること―『宝石の国』とアイデンティティの労働
第6章 起業とビルドゥングスロマン―『機動戦士ガンダム 水星の魔女』とデスゲームの距離
第7章 ヒーローたちはなぜはたらくのか?―『株式会社マジルミエ』と『シン・ゴジラ』の「仕事」
第8章 私たちの労働の余白に―『0.5ミリ』とケア労働の贈与

著者等紹介

河野真太郎[コウノシンタロウ]
1974年、山口県生まれ。専修大学国際コミュニケーション学部教授。専門は英文学とカルチュラル・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nonpono

16
4月から無職になるわたしが読んだ本。漫画や映画を引用しながら、働くことについて考察する一冊。表紙を見てもっとライトなものかなと思ったが論文を読んでいるみたい。第5章の起業ものの作品が増えていること、そこにガンダム 水星の魔女を絡めての考察が面白かったです。働くって何でしょうね。ここでいうケア労働を体験してみたんですが、やはり肉体的な消費が大きかったですね。それを、わらしべ長者のように描いた、安藤サクラの「0.5ミリ」の映画が見たくなりました。人が集まらない、定着しないケア労働、これからの仕事なのかな。2024/02/27

skr-shower

5
ポップな表紙に反して、わりと硬派な本。マンガや映画でも「あんた、何言ってんの!」な展開は実に多い。題材がわかりにくかったりはするかな。2024/03/20

るき

4
p124-125 新自由主義の変化。それは老後の消滅。終わりなき学び」の理念が、現代においては「終わりなきスキル獲得」へと逸れているかもしれないのです。つまり、資本主義における労働スキルの終わりなき獲得です。   p249労働の隙間に贈与。ケア労働をあえて贈与するの贈与とそれに対する返礼の義務で出来上がった社会への漠然とした信頼。2024/03/27

おくてつ

4
年末に怒涛の新刊ラッシュで本を出した河野先生。サブタイトルの通り、マンガ・アニメ・映画から「仕事」を考える一冊。単行本なので、図書館で予約して読了。 よくもまあ、日常に転がっているような話を小難しく書けたもんだな。ポストフォーディズム。こういうのが、労働論とかのテキストになる時代が来るんでしょうか。 自分の仕事って何なんだろうと考えるきっかけにはなるかな。2024/02/12

シュウヘイ

1
斜め読み2024/05/22

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