目次
ふるさとへ行く人あらば
山おろしよいたくな吹きそ
思ひきや道の芝草
津の国の高野の奥の
あしひきの黒坂山の
岩室の田中の松を
来てみればわが古里は
いにしへを思へば夢か
あしひきの山べに住めば
国上の大殿の前の〔ほか〕
著者等紹介
佐々木隆[ササキタカシ]
1949年東京都生。上智大学大学院博士課程満期退学。現在、東北女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新地学@児童書病発動中
104
なんて澄み切って、明るくて、優しい歌なのだろう! 難しいところはまったくない。気負いや衒いもなくて、自分の気持ちを、さらさらと紙に書きつけたような瑞々しさがある。良寛の生涯については知っていたし、本も何冊か読んだ。それでも彼の歌を読んで初めて、この僧の魂に触れた気がした。本当に心が澄んだ人でなければ、このような歌は作れないと思う。この本には良寛が影響を受けた作品が多く紹介されており、彼の歌は古来から続く日本の和歌の伝統の中にあることがよく分かる。これは新鮮な発見だった。2017/10/20
半べえ (やればできる子)
0
★★★2014/03/16
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- 和書
- 紫式部日記 岩波文庫