内容説明
緑雨は、一葉日記中で質量ともに最も大きく扱われている時期があった―。明治という時代に翻弄され、苦悩し格闘した一葉と緑雨。従来から指摘されてきた二人の関係をさらに深く検証し、一葉文学の源流と後代における継承を発掘するとともに、一葉との関係を起点にした新しい緑雨像を提示する。
目次
第1部 樋口一葉の文学とその時代(一葉文学の展開;一葉文学の位相;一葉と緑雨)
第2部 斎藤緑雨の文学とその時代(緑雨とその時代;緑雨のアフォリズム)
著者等紹介
塚本章子[ツカモトアキコ]
1970年生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、甲南大学文学部准教授。日本近代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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