いはでしのぶ

個数:

いはでしのぶ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月07日 06時10分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 464p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784305400840
  • NDC分類 913.3
  • Cコード C3393

出版社内容情報

容姿・才能を並び称される大将と中将は、高貴な一品宮に共に思いを寄せている。大将(関白)は一品宮を妻としたが、中将は密かな「いはでしのぶ」恋心に悩み続け、のちに、一品宮の、姫宮を妻とする。大将は運命のいたずらで一品宮と引き離され没する。

次世代へと物語は移り、関白の子、厭世的な性格の大将は様々な運命に翻弄され、やがて出家を志し、吉野山に赴く。

本文全文が残るのは巻一巻二のみであるが、ほかに詠歌の場面を中心とした抜書本八巻が伝わることにより、その概要が知られる。

多数の登場人物と、長期にわたる錯綜した筋書きと、詩情溢れる文体を持つ大作。



『いはでしのぶ』は、八巻から成る物語と推定される。しかし全体としての一貫した底本は存在せず、複雑な様相を持つ現況を勘案し、各本を取り合わせて底本を定めた。

・巻一は京都大学文学部蔵甲本を底本とし、京都大学文学部蔵乙本と、抜書本である三条西家本をもって校訂した。

・巻二は宮内庁書陵部蔵本を底本とし、京大甲本と三条西家本をもって校訂した。

・巻三から巻八までは三条西家本を底本としたが、巻四については冷泉家時雨亭文庫蔵本も用いた。冷泉本は、巻四の前半の断簡と、後半のひと続きの部分からなる。



中世王朝物語全集、第16回配本。

源氏物語以後、院政期から鎌倉時代にかけて生み出され、今に伝わる王朝物語全集。

原文・現代語訳2段組構成。

【編集委員】市古貞次・稲賀敬二・今井源衛・大槻修・鈴木一雄・樋口芳麻呂・三角洋一

本文・現代語訳・注・梗概・年立・登場人物系図・校訂一覧・解題



「栞」

「「いはでしのぶ」の世界覗き見」後藤祥子

永井 和子[ナガイ カズコ]
1934年、東京生まれ。お茶の水女子大学卒業。学習院大学大学院修士課程修了。学習院女子大学名誉教授。著書に『寝覚物語の研究』『続 寝覚物語の研究』『源氏物語と老い』『原文&現代語訳シリーズ 伊勢物語』、共著に『日本古典文学全集 枕草子』『新編日本古典文学全集 枕草子』『原文&現代語訳シリーズ 枕草子[能因本]』、編著に『源氏菫草』『源氏物語へ 源氏物語から〔中古文学研究24の証言〕』ほか。

内容説明

容姿・才能を並び称される大将と中将は、高貴な一品宮に共に思いを寄せている。大将(関白)は一品宮を妻としたが、中将は密かな「いはでしのぶ」恋心に悩み続け、のちに、一品宮の、姫宮を妻とする。大将は運命のいたずらで、一品宮と引き離され没する。次世代へと物語は移り、関白の子、厭世的な性格の大将は様々な運命に翻弄され、やがて出家を志し、吉野山に赴く。本文全文が残るのは巻一巻二のみであるが、ほかに詠歌の場面を中心とした抜書本八巻が伝わることにより、その概要が知られる。多数の登場人物と、長期にわたる錯綜した筋書きと、詩情溢れる文体を持つ大作。

著者等紹介

永井和子[ナガイカズコ]
1934年、東京生まれ。お茶の水女子大学卒業。学習院大学大学院修士課程修了。学習院女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。