内容説明
古筆を文学研究の資料として駆使し、様々な問題を解明してきた編者を筆頭に総勢38名が執筆。刺激に満ちた書き下ろし論考群。古代‐中古‐中世以後と幅広い時代を孕む。
目次
古筆資料と和歌文学研究―総論にかえて
第1部 古筆・諸本研究編(小杉榲邨の記録した古筆手鑑及び古筆資料;古筆学より見たる冷泉家所蔵本の意義;嘉暦伝承本万葉集の新出資料―宮内庁書陵部蔵鷹司家旧蔵本『萬葉集巻第十一』 ほか)
第2部 和歌研究編―古代・中古(高橋虫麻呂の享受者意識―伝説歌を中心に;萬葉歌の理解―巻七・一三〇二・一三〇三歌の近世における訓;旋頭歌その後―失われた調べ ほか)
第3部 和歌研究編―中世以後(「水車」の和歌と歌謡―『梁塵秘抄』今様を出発点として;西行の四国への旅再考;『六百番歌合』「賭射」の歌 ほか)
著者等紹介
久保木哲夫[クボキテツオ]
昭和6(1931)年東京都生まれ。昭和29(1954)年東京教育大学文学部国語国文学科卒業。都留文科大学教授、東京家政学院大学教授を経て、平成8(1996)年都留文科大学学長に就任。14(2002)年退任。都留文科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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