出版社内容情報
『1冊でマスター 大学の微分積分』『1冊でマスター 大学の線形代数』に続く統計学版です。文系、理系問わず、あらゆる分野で統計学は修得すべき科目になってきています。使える統計学を身に付けるには、手法だけではなく理論的背景も知り、納得して学習を進めていくことが大切です。本書では、イントロとして統計学に必要な確率、微積、線形代数も網羅しているので、この本1冊だけで統計学を無理なく学ぶことができます。多くの例題を取り上げているので、実用的な内容を手っ取り早く知りたいと言う人にもお薦めです。
内容説明
本質を突いた講義と豊富な問題演習(別冊付き)で単位が取れる!
目次
第1章 イントロ(確率編;記述統計編;微積分編)
第2章 確率分布(確率変数;離散型確率分布;連続型確率分布 ほか)
第3章 推測統計(点推定;推測統計で用いる主な分布;区間推定 ほか)
巻末資料
著者等紹介
石井俊全[イシイトシアキ]
1965年東京生まれ。東京大学建築学科卒、東京工業大学数学科修士課程卒。「大人のための数学教室 和」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フレイ
1
統計学の基本的な分布と特性、各種検定手法について書かれた本。 特徴としては、新しい概念(例えば新しい分布)を導入する際のモチベーション部分を懇切丁寧に記述している点、計算のギャップがほとんどない点、初等的な微分積分の知識しか必要としていない点などがあげられる。 モチベーションや、細かい計算などは一度理解してしまった後には冗長となってしまうので一長一短であるが、初学者にとっては良いだろう。 分布の期待値や分散の導出は積率母関数を使った方が簡潔であるので、無理に煩雑な計算を載せる必要があるか疑問に思った。2019/11/23
Qねこ
0
統計検定2級取得後、写経にて復習した。引き続き問題演習に取り組む。2024/03/28
john lennon
0
論文を読むのとデータサイエンスの理解を深めるのに統計学が必要だったので購入。最初は東京大学出版会の統計学入門を使っていたのですが、端的にいえば"The大学の教科書"という感じで、説明が端折られていて初学者にはわかりづらかったです。そこでもう少しわかりやすいものはないかと探して、白羽の矢が立ったのがこちらの本。この本は「大人のための数学教室 和」で講師を務めている著者によって書かれた内容は、社会人になって数学を学び始めたい私のような人を対象にレベル設定されており、うってつけの内容でした(回し者じゃないよ)。2021/12/06