内容説明
日本の美しい伝統色352色を紹介。
目次
紅梅色
桃色
桜色
躑躅色
薔薇色
紅色
藤色
桔梗色
花色
菫色〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
78
図書館ブラウジング中に見つけた母への見繕い本。日本の伝統色を一頁分の色見本と写真で成り立ちなどを紹介しています。色の構成要素であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の配合も記されているので便利。後半になると同系色や関係色が被ってきますが、復習にもなります。色を示す写真に様々な時を映し出した空の色も紹介しているので空を見るのが好きな人にもお勧め!ご禁制時代に発達した鼠色や灰色の豊富さと諧謔性に感嘆するしかない。見ていて「ネイルやリップやアイライナーでこんな色があったらな・・・」と思う事も2018/09/02
ris3901
3
センスの良い表紙が目を引き借りた本。沢山の色の名前が実際の色と共に2ページづつ掲載。パソコンで再現できるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の色番号も。昔の日本人は豊かな感性で表現したものだなあとしみしみ感じます。2018/10/28
はるか
2
紅梅色、桃色、桜色、浅葱色、空色、柿色、若草色、菜の花色、きれいな色が沢山!同じ色のくくりでも、好きなのとそうでないのとある。2019/10/27
Sosseki
1
見ているだけで楽しいが、解説もとても分かりやすく、参考の写真もぴったりで良い。CMYKの値なども出ている。2022/01/02
luckyair
1
中々日常で触れることの少なくなった色とその名前、そしてその由来。蚊取り線香の木賊色(とくさ色)、薄い水色を指す瓶覗(かめのぞき)、神社などの檜皮葦の色である檜皮色(ひわだ色)など、日本人ならではの繊細な感覚に改めて感服。たまにはこういう本を読みつつ、ギラギラしたものから離れることも必要。個人的には日本家屋の日当たりのいい静かな部屋で、こたつに入りながらのんびり読みたい1冊。★★★2019/02/05