日本歌曲をめぐる人々

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784276201996
  • NDC分類 767.021
  • Cコード C1073

出版社内容情報

著者が生涯をかけて普及に努めた日本歌曲の魅力を紹介。ゆかりの作曲家や往年の名演奏家の逸話も。戦中・戦後の音楽文化の証言。

「日本歌曲〈友〉の会」が会員向けに発行している機関誌『歌』に、著者が10年にわたって書き続けた連載「日本歌曲・考」をまとめるもの。著者が生涯をかけてその普及に努めた「日本歌曲」の魅力を紹介している。山田耕筰、平井康三郎、橋本國彦、中田喜直、團伊玖磨、石桁眞禮生ら、著者周辺の作曲家や、永井郁子、関屋敏子、栗本尊子といった名演奏家らにまつわる生き生きとしたエピソードが紹介され、それぞれの人物が「日本語による日本の歌曲」に抱いた思いと、その事績とを明らかにしてゆく。図版も充実。戦中・戦後の日本の音楽文化についての「証言」という意味から注目される本となろう。

永井郁子
山田耕筰
橋本國彦
團伊玖磨
中田喜直
平井康三郎
石桁眞礼生
栗本尊子
関屋敏子
エピローグ
解説/ピアニスト・塚田佳男氏による

【著者紹介】
1922年北九州市生まれ。東京音楽学校声楽科、同研究科卒。リリック・バリトン。モーツァルト歌手として第一線で活躍、《魔笛》《フィガロの結婚》《ドン・ジョヴァンニ》《コジ・ファン・トゥッテ》等の日本初演の主役を担うなどオペラ上演史に輝かしい足跡を残す。音楽評論家としても『レコード芸術』月評、『朝日新聞』演奏会評を担当。東京藝術大学名誉教授、新国立劇場オペラ部門初代芸術監督、水戸芸術館音楽部門芸術総監督等も歴任。2006年恩賜賞・日本芸術院賞を受賞、2000年に文化功労者、2008年、日本芸術院会員に顕彰、同年日本エッセイスト・クラブ賞も受賞した。2012年5月24日没。

目次

永井郁子
山田耕筰
橋本國彦
團伊玖磨
中田喜直
平井康三郎
石桁眞礼生
栗本尊子
関屋敏子

著者等紹介

畑中良輔[ハタナカリョウスケ]
1922年(大正11年)北九州市門司生まれ。東京音楽学校(現・東京藝術大学)声楽科、同研究科卒業。宮廷歌手ヘルマン・ヴーハーペーニヒ博士に師事。リリック・バリトンとして、その音楽的解釈力の深さと卓越した演技力で、デビュー当時より高い評価を受ける。オペラではモーツァルト歌手として第一線で活躍、“魔笛”“フィガロの結婚”“ドン・ジョヴァンニ”“コジ・ファン・トゥッテ”等の日本初演で主役を歌ったほか、ヒュッシュ、タリアヴィーニと共演するなど、オペラ上演史に輝かしい足跡を残した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。