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戦後の「満州」と朝鮮人社会―越境・周縁・アイデンティティ

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  • サイズ A5判/ページ数 210,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784275008428
  • NDC分類 316.822
  • Cコード C3036

内容説明

「満州国」の崩壊(1945年)から延辺朝鮮族自治州の設置(1955年)に至る期間に、中国東北地区の朝鮮人が「満州国臣民」から「中国朝鮮族」へと移行していく過程の歴史的意義を考察。

目次

第1章 ソ連軍占領期(一九四五年秋‐四六年春)(無秩序社会と東北地区居住朝鮮人排斥;引揚げの実態と残留の背景 ほか)
第2章 国共内戦期1(一九四六年夏‐四七年春):中国共産党占領区の状況(戦後直後における延辺地委の土地分配;吉林省委による土地改革の実施)
第3章 国共内戦期2(一九四六年夏‐四七年春):国民党占領区の状況(戦後直後における国民政府進駐軍の判断;外交部の韓僑政策 ほか)
第4章 国共内戦期3(一九四七年夏‐四九年夏)(延辺の政治構図の変化;国籍の確認 ほか)
第5章 中華人民共和国建国初期(一九四九年秋‐五五年末)(朝鮮族部隊の北朝鮮への移動;朝鮮戦争の勃発と朝鮮族社会 ほか)

著者等紹介

李海燕[リカイエン]
1977年中国黒竜江省生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。専門は東アジア地域研究および中国の民族問題。現在、日本学術振興会外国人特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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