内容説明
毛沢東時代の大衆動員過程を実証的に解明し、中国における社会変動のダイナミクスを浮かび上がらせる。
目次
動員と社会
動員の装置
革命と新秩序の形成―反革命鎮圧運動と社会の再編(一九四九~五三年)
政治化する社会―三反五反運動と労働現場(一九五一~五二年)
百花斉放・百家争鳴から反右派闘争へ―五〇年代後半の自由化と弾圧(一九五六~五七年)
躍進と抑圧―大躍進運動期の政治過程と社会変動(一九五八~六一年)
農村経験への回帰―社会主義教育運動(一九六三~六六年)
文革分析の準拠枠―構造・価値・過程の統合的視座
文革初期の政治過程―政争・動員・運動
文革期における構造的牟盾と派閥主義―労働者内部の分化構造を中心に
文革収束期の集合行為と動員解除
総合分析と展望
著者等紹介
金野純[コンノジュン]
1975年岩手県生まれ。一橋大学大学院博士課程修了。博士(社会学)。専門は地域研究(中国)および政治社会学(集合行為論)。現在、日本学術振興会特別研究員、亜細亜大学国際関係学部非常勤講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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