内容説明
建国当初の新民主主義的政策から早期の社会主義化へという中国政治史上の大きな転換を丹念に跡づけ、文化大革命で頂点をむかえ崩壊する大衆運動方式による社会統合の特質を究明する。
目次
序章 問題提起と先行研究
第1章 概観
第2章 金融業の再編
第3章 綿紡織業の再編
第4章 労働組合政策の転換
第5章 大衆運動の連鎖
終章 建国初期の再検討
補論 都市基層社会と大衆運動
著者等紹介
泉谷陽子[イズタニヨウコ]
1968年岡山県生まれ。1992年大阪外国語大学中国語学科卒業。2001年東京都立大学人文科学研究科博士課程単位取得退学。2003年博士(史学)学位取得。現在、中央大学経済学部、早稲田大学政経学部などで非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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