内容説明
中国の政治協商体制において中心的な役割を果たしている代表的アクターとしての労働組合(=工会)を媒介にしつつ、この政治協商体制をとりまく政治構造の全体像を国家と社会との関係論としてはじめて描き出す。
目次
序章 中国型協商体制と労働組合
第1章 初期社会主義段階における労働組合の思想的位置
第2章 中国社会主義における労働競争の意味
第3章 政治体制改革と集団的民主化の模索
第4章 政治体制改革の全面的展開と集団的民主化の挫折
第5章 中国のコーポラティズムと労働組合
終章 中国型協商体制論―工会を中心にして
著者等紹介
石井知章[イシイトモアキ]
1960年栃木県生まれ。早稲田大学教育学部社会科社会科学専修卒業、同大学院政治学研究科博士課程修了。(社)共同通信社記者、ILO(国際労働機関)職員を経て、明治大学商学部准教授。政治学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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