東アジア共同体の可能性―日中関係の再検討

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  • サイズ A5判/ページ数 534p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784275004352
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C3031

内容説明

「近現代史における日中関係の再検討」国際シンポジウムの記録。アジアの双璧として地域統合に多大の貢献をなしうる力を備えている日本と中国は、負の遺産として残された「過去」をどのように克服していくか、東アジア共同体の構築の上での最も重要な課題に挑む。

目次

第1部 日中関係の再検討:近代史の視点から(蒋介石の日本に対する「理解」「観察」「行動」;長崎と蒋介石伝説 ほか)
第2部 日中関係の再検討:戦後史の視点から(国民政府の対日政策とBC級戦犯裁判;「戦後日中民間人道外交」と岸信介内閣―「政冷経熱」の起源をめぐって ほか)
第3部 日中関係の再検討:教育文化の視点から(中国における日本プロテスタント・キリスト者の足跡―想像価値に根ざした共感関係の構築を目指し;1930年代の日中文学者の交流について―雑誌『文藝』を中心に ほか)
第4部 日中関係と未来の東アジア共同体(東アジア共同体構想をめぐる国際論争―神話と現実;東アジア共同体論と日中関係 ほか)
第5部 キャリ外交官・実務経験者の回顧と分析(第二次世界大戦終結後60年と日中関係;21世紀中日関係の原点 ほか)

著者等紹介

佐藤東洋士[サトウトヨシ]
桜美林学園理事長、桜美林大学学長。大学教育学会副会長、文部科学省学校法人審議会大学設置分科会特別委員、大学評価・学位授与機構大学評価委員会専門委員(副主査)を兼任。名誉文学博士(韓瑞大学)。専門は高等教育、アメリカ地域研究、大学基準認証と評価

李恩民[リエンミン]
桜美林大学国際学部助教授。歴史学博士(南開大学)、社会学博士(一橋大学)。専門は日中関係史、中国近現代史、現代中国論。主な著書に『転換期の中国・日本と台湾』(御茶の水書房、2001年、第18回大平正芳記念賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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