出版社内容情報
本書は、パワエレ(パワーエレクトロニクス)について、ゼロからわかりやすく解説した書籍です。
パワエレは、高電圧、大電流(強電)を扱う電子工学であり、そのために電力の変換や制御を行います。現在の私たちの生活は、パワエレなくしては成り立ちません。スマホも自動車も電車も、身のまわりにあるありとあらゆるものが、電気を自在に操るパワエレによって支えられています。
本書を読むことで、パワエレの専門家でなくても、ひととおりのポイントを押さえることができ、身近な電気製品への電力供給のしくみと技術が語れるようになります。
内容説明
パワーエレクトロニクス、略して「パワエレ」は、私たちの身のまわりのあらゆるところに存在している、電気とエネルギーにかかわるテクノロジーです。近年、「パワエレ」はめざましい発展を遂げ、便利で、エネルギー効率のよい世の中をつくる大切な技術として注目されています。本書は、その技術のしくみと、具体的に「どんなところで、どのように」使われているのかを、イラストを多く使って解説しています。未来の目標は、現在の延長にあります。そんな未来の社会を支える夢の技術「パワエレ」を紹介します。
目次
そもそもパワエレとは
直流と交流、電圧と電流(電気の基礎)
コイルとコンデンサ(電気回路の基本)
パワエレの基本
パワーデバイスのしくみ
パワエレの主役「インバータ」
インバータの使い方
家庭の中でのパワエレ
乗り物とパワエレ
電力系統のパワエレ
ものづくりのパワエレ
社会生活でのパワエレ
著者等紹介
森本雅之[モリモトマサユキ]
1977~2005年:三菱重工業株式会社にてパワエレの研究開発を行う。2005~2018年:東海大学教授。パワエレの研究と教育を行う。2018年~現在:モリモトラボ(Mori MotoR Lab.)を設立し、パワエレのコンサル、社会人教育を行う。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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