勇気ある女性たち―性暴力サバイバーの回復する力

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勇気ある女性たち―性暴力サバイバーの回復する力

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272350599
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

コンゴの紛争で組織的レイプに遭った女性たちを治療するムクウェゲ医師。心身を回復し、社会の構造や矛盾を理解し立ち向かう意思と力を身につけるサバイバーの姿に学び、司法制度や男性性の問題も含め、性差別克服を探究する。

[目次]

はじめに

1 母の勇気

2 女性の健康危機

3 危機と回復する力

4 痛みと力

5 彼の言葉から

6 声をあげる

7 正義を求めるたたかい

8 認識と記憶

9 男性と男らしさ

10 リーダーシップ

おわりに

謝辞

訳者あとがき

内容説明

2018年ノーベル平和賞、ヤジディ教徒のサバイバー、ナディア・ムラド氏と共同受賞。性暴力、性差別と闘うデニ・ムクウェゲ医師の実践記。

目次

1 母の勇気
2 女性の健康危機
3 危機と回復する力
4 痛みと力
5 元兵士の言葉から
6 声を上げる
7 正義を求める闘い
8 認識と記憶
9 男性とマスキュリニティ
10 リーダーシップ

著者等紹介

ムクウェゲ,デニ[ムクウェゲ,デニ] [Mukwege,Denis]
1955年、ベルギー領コンゴで生まれる。幼少期から青年期にかけて、人種的偏見や、独裁政権下のコンゴ民主共和国の経済的腐敗や道義的退廃を目の当たりにする。現在は著名な婦人科外科医であり、レイプ被害治療の第一人者として知られ、治癒へのホリスティックなアプローチは世界中のとりくみに影響を与えている。2014年、バラク・オバマ米大統領からホワイトハウスに招待され、ヨーロッパでは権威あるサハロフ賞を受賞し、初めて社会的に大きな評価を得る。2018年、ヤジディ教徒の人権活動家であり性暴力サバイバーのナディア・ムラド氏とともにノーベル平和賞を受賞

中村みずき[ナカムラミズキ]
脱軍事化、脱植民地化、それらをめざす人々とコミュニティ、国際連帯などをテーマに翻訳・通訳、執筆をおこなう

米川正子[ヨネカワマサコ]
神戸女学院大学卒業、南アフリカ・ケープタウン大学大学院で修士号取得(国際関係)。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)職員としてルワンダ、ケニア、ジュネーブなどで勤務。コンゴ民主共和国ゴマUNHCR元所長。宇都宮大学や立教大学などで特任准教授を経て、現在、明治学院大学国際平和研究所研究員、NPO法人RITA‐Congo共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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横浜中華街2024

15
原題は「女性の力:ある医師の希望と癒しの旅」。著者はコンゴ人医師でノーベル平和賞受賞者。本著を読み進めることで、コンゴ東部で恒常的に起きている性暴力と女性に対するあらゆる暴力の凄惨さを良く理解出来る。著者は紛争下において性暴力は必ず起きるためそのためのケアは必ず必要だという。そしてナチのホロコースト下での性暴力、また大戦中の日本の慰安婦問題にも言及している。性暴力を起こさないために何をするべきかの著者の提言も最後に述べられている。悲惨な内容も含まれているが、現実を知るために多くの人が読むべき一冊である。2023/10/11

Takako

2
勇気付けられる本だし「海を受け取る」本でもあった。ムクウェゲさんが、常に自身と家族の命の危険と隣り合わせでもJourneyを止めないのか。「2世紀ものあいだ形を変えて続く、コンゴの資源を搾取する植民地支配、そして、女性を物のように扱うこともいとわない家父長制」のない社会を何としてでも実現させる必要があること、サバイバーやコンゴの女性たちがその同志であること、同志たちにどんな風に勇気付けられ力を引き出させるのか、全編を通して心を揺さぶられながら伝えられた。沖縄やジェンダー平等を思いながら読んだ2024/02/26

tmh

1
中学生の頃国際協力という分野に関心を持ったことが現在の進路決定の発端だったのだけど、そのきっかけになったのがコンゴに関する記事だった。この本ではコンゴ紛争下での性暴力についてその治療に携わる医師の視点から綴られている。14歳の自分が泣きながら読んだ記事同様コンゴは「女性にとって世界最悪の場所」で、しかしこの本ではそれだけでなく男性がフェミニズムに取り組むこと、先進国での性暴力、和解について、歴史についてなど多岐にわたる指摘がなされていて、レポートの参考文献でもないのに大量のメモを取りながら読んだ。2024/02/09

田楽

0
90年代から混乱が続くコンゴで性被害にあった女性たちを支援する婦人科外科医の半生と活動の記録。 悲惨さの中でも力強く生きる女性たちが凄く印象深かった。植民地支配から続く資本主義のもと先進国に吸い上げられる知識人や、法秩序崩壊の影響などなどありとあらゆる問題点が指摘されていて考えさせられるが、不謹慎ながら読み物としても大変おもしろく読める。自国の政府高官に脅されたり暗殺されそうになったりスペクタクル満載だった。男性の支援者であること、国際情勢を意識した広い視野、不屈の女性たちなどフックが多い。2023/09/02

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