内容説明
時は20世紀、不可解な現実。剥離する時空間、顔なしのアイデンティティ。苦悩するWoolf、たじろぐAuster。リアリティ・クライシスが人間を襲う。
目次
序章 不可解な現実の始まり
第1章 リアリティ・モンタージュ―ウィリアム・ゴールディングの現実の臨界
第2章 ブルジョア・リアリティの転覆―ジョゼフ・コンラッドのタイムアウトの現実
第3章 リアリティ・クライシス―ヴァージニア・ウルフの存在の時
第4章 リアリティ消失―ポール・オースターの失踪
著者等紹介
神尾美津雄[カミオミツオ]
名古屋大学文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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