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出版社内容情報
知能に問題がないのに読み書きができない「ディスレクシア」(読み書き、記憶が困難)という障害。親や教師はどう対応すべきか。その症例と具体的な方法を紹介。 一般向け
内容説明
知的能力には問題がなく視覚・聴覚機能もOK。それなのに生まれつき、読んだり書いたりすることが難しい…そう、彼らが抱えているしんどさが「読み書きのLD」つまり「ディスレクシア(読み書き困難)」の症状なのです。学校では「能力があるのにできないのは怠けているから」と責められます。親も「やればできる」と本人を追い立てますが、そのうち「これだけやってもできないのは育て方を間違えたから」と自らを責めてしまう。何より当の本人が「努力が足りないから自分は読み書きができないのだ」と思い込み、やがて成果が出ないことに傷つき「何をやってもダメなヤツなんだ」と苦悩する…。本書で紹介するディスレクシアの人・親御さんたちは、長い長い間、暗く深い森をさまよいました。でも、諦めなかった。何度挫折しても、出口は必ずあると自らを奮い立たせてきて…そして見つけたんです。生命がきらめく生き方を。
目次
第1章 ボクはどうして勉強ができないの?―さまよい続けた暗い森の中で、本人たちが見つけたひとすじの光(小学3年生でディスレクシアとわかるが、だれも効果的な指導方法を知らない。二次障害に苦しんだ末、退学。曲作りに新しい日々を賭ける;ディスレクシアでよかった。そのおかげで不登校になり、不登校のおかげでパソコンを知り、自分の進む道が見つかった ほか)
第2章 読めない書けないは育て方が悪かったせい?―子どもの可能性を見つけるまで続く親の葛藤(目も見えるし、耳も聞こえるのに、読み書きができない。育て方、家庭環境のせいと言われ、死を思った日々;読み書きが上達しない息子に悩む母と特訓する父。胃けいれんと下痢に苦しんだ息子は中1でアメリカ留学を決意 ほか)
第3章 ディスレクシアに対する現場の対応―現状で子どもたちを支援できる方法(専門機関にできること『大阪医科大学LDセンター』;民間機関にできること『神戸YMCA』 ほか)
第4章 そもそもディスレクシアってなに?きちんと理解しておきたいディスレクシア(ディスレクシアについて聞きたいことなんでもQ&A;アメリカのディスレクシア教育事情)
著者等紹介
品川裕香[シナガワユカ]
1964年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。出版社に12年間勤務したのちに特立。日本子どもの虐待防止研究会会員
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感想・レビュー
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