出版社内容情報
保険会社顧問医である著者が,実際の医療紛争事例を臨場感溢れるドキュメンタリー風のケースストーリーにアレンジし,なぜトラブルに至ったのかを丁寧に解説する.医療紛争の具体的な再発予防策も提示.臨床医であれば誰でも遭遇しそうなケース25話を掲載した.難解な法律用語の解説コラムも充実.好評を博した総合診療誌『JIM』,内科総合誌『medicina』での連載をもとに,全面書き換え・描き下ろしを加え書籍化.
目次
1 バイアスのない医療スキル―思い込み・見落としのpitfall/患者の期待と陰性感情のコントロール(もしかしてコンビニ受診?―慢性便秘で深夜の救急外来;得意分野の落とし穴―不眠と異常行動に隠れた発熱・頭痛;抗菌薬の非投与は医療ミス? ほか)
2 迷走するインフォームド・コンセント―不十分な「説明」と「同意」は医療ミス?(「手術前と話が違う!」―インフォームド・コンセントの失敗例;「期待はずれな結果」に備えたインフォームド・コンセント;がん生検のための休薬方針をめぐるトラブル ほか)
3 スマートな医療テクニック―気道確保やカテーテル操作はうまくいくのが当たり前?(バナナの誤嚥は誰のせい?;思いもよらぬ不穏状態から悲劇へ;CVカテーテル穿刺不成功は医療ミスか? ほか)
著者等紹介
長野展久[ナガノノブヒサ]
1985年東京医科歯科大学医学部卒業。脳神経外科の臨床研修を経て、1993年より東京海上日動メディカルサービスに勤務。関連診療所で内科診療に従事する傍ら、病院、診療所、そして企業(労働衛生)のリスクマネジメントを担当している。東京医科歯科大学法医学分野・非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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