シリーズケアをひらく<br> 発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい

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シリーズケアをひらく
発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい

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  • サイズ A5判/ページ数 219p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260007252
  • NDC分類 378.6
  • Cコード C3347

内容説明

「過剰」の苦しみは心ではなく身体に来る!外部からは「感覚過敏」「こだわりが強い」としか見えない世界の豊かさを、アスペルガー症候群当事者が、脳性まひの共著者とフリーズしながら探る画期的研究。

目次

1章 体の内側の声を聞く
2章 外界の声を聞く
3章 夢か現か
4章 揺れる他者像、ほどける自己像
5章 声の代わりを求めて
6章 夢から現へ
7章 「おいてけぼり」同士でつながる

著者等紹介

綾屋紗月[アヤヤサツキ]
1974年生まれ。大学時代は哲学を専攻。在学中、関東聴覚障害学生懇談会にて聴覚障害(ろう)学生とともに活動しながら、音声で話すことに高いハードルを感じる自分の言葉として手話を習得する。卒業後は、家庭教師、塾講師、ベビーシッター、保育園勤務などを数年間つとめる。2006年、アスペルガー症候群の存在を知り、診断名をもらう。現在、小3の女の子、小1の男の子をもつ2児の母

熊谷晋一郎[クマガヤシンイチロウ]
1977年生まれ。新生児仮死の後遺症で、脳性マヒに。以後、車いす生活となる。小中高と普通学校で統合教育を経験。大学在学中は地域での一人暮らしを経験。また全国障害学生支援センターのスタッフとして、他の障害をもった学生たちとともに、高等教育支援活動をする。東京大学医学部卒業後、千葉西病院小児科、埼玉医科大学小児心臓科での勤務を経て、現在、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学。他の障害をもつ仲間との当事者研究をもくろんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

51
「ケアをひらく」シリーズ。副題「ゆっくりていねいにつながりたい」が核心を衝いている。「感覚過敏」「こだわりが強い」と言われる発達障害の世界を、アスペルガー症候群当事者が脳性まひ者と共に探った書。共著であるが、主な記述は綾屋で、熊谷はサポートかな。綾屋は書く。<熊谷さんも、母も、私の問題に対して当初は戸惑ったが、最終的には過小評価や否認をすることなく、想像力を働かせることで、自分の問題に置き換えて考えた。こうして人と人との間には、「同じでも違うでもない」という相互理解が深められていくのだなと実感する>と。⇒2022/12/23

ann

51
職場の上司から借りた当事者研究、、、言語化する力が素晴らしい。言葉にすることも不可能な方々の代弁にもなっている。支援をさせていただく側の、知ることの大切さを痛感しているところ。2019/05/05

優希

45
発達障害当事者なので、気づかなかったことに気づけた感じです。2021/11/02

かりんとう

32
外からは分かりにくい発達障害の世界が、卓越した分析力で見事に表現されている。刺激への過敏さ、情報処理の困難さ、自他境界の危うさ。ただ生きることに伴う苦労は察するに余りある。だからこそ、では周りにどうして欲しいのか?にはあまり言及していないのが惜しい。発達障害に限らず、正常と異常とは両端ではなく、連続性と多様性とを擁する。そして、自分も含めほとんどの人がグレーゾーンに属していて、普通の幸せという呪縛にもがく伴走者なのではないかと思う。『同じであることを強要するでもなく、差異をことさらにあげつらうでもなく』2022/01/16

Natsuko

28
障害をもつ方の行動を自分が理解できず適切に支援できないことがあるのを自覚している。本著は「あの時行動が止まってしまったのはこういうことだったのかも」などと想像力と支援の選択肢を広げてくれる。 身体外部の情報と内部の情報が整理できず、「食べたい」という具体的な行動にまとめあげるのに時間がかかる。/「したい性」不安や焦りが生じる「せねば性」が悲しみに移ることもあり。筆者はしたい性とせねば性を意識して切り替えている./「この感覚を得たときにはこれをする」というパターン化により安心を得ようとする。2022/02/21

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