目次
言うてしまうの章
旨いものの章
厨房からの章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりぱい
2
正直な胸の内が面白い。しゃべり言葉そのままなので、時々本人の声が聴こえてくる気さえする。”包丁が料理人の魂”という精神性はよく聞く気もするけれど、「そんな小さいものに魂を込めなさんな。」と言う。魂のように大切だからピカピカに磨くのではなくて、磨かないと切れないから磨くだけ、と。土瓶蒸しのすだちも最初にふたを開けてきゅっと絞るものではないそうで(絞ってたー!)。おちょこにそそいで味が濃いと思ったら絞ってさっぱりさせて飲むか、むしろなくてもいいものだとか。すだちの香りもいいわあ、なんて思っていたのに・・。2016/11/04
yuzuriha satoshi
1
京料理人のほんまの胸の内 菊乃井の跡継 金持ちのボンボンの苦労は人から見るとうらやましい それをわかりつつ語っているのが面白い2012/06/09