出版社内容情報
アートが新しい自由をつくる。
美術館で拝むだけがアートではない。アートは社会のリアルに切り込むための「武器」である。
原爆ドーム上空に飛行機雲で「ピカッ」の文字を描き、事故直後の福島第一原発敷地内に放射能
マークの国旗を掲げ、岡本太郎の巨大壁画に原発の絵を付け足す。現代日本のアートシーンで最
も物議をかもしてきたアーティスト集団Chim↑Pom(チン↑ポム)が自由を新たに塗りかえる。
世界のアートの動向と共におくる生き方としての美術入門。「これからのアイデア」をコンパク
トに提供するブックシリーズ第3弾。画期的なブックデザインはグルーヴィジョンズ。
[目次]
第1章 アートは自由な遊び場だ
第2章 アートで世界はひっくりかえる
第3章 アートは新しい自由をつくる
おわりに
[著者紹介]
Chim↑Pom(チン↑ポム)
2005年、卯城竜太・エリイ・林靖高・岡田将孝・水野俊紀・稲岡求の6名で結成したアーティスト集団。時代のリアルに反射神経で反応し、現代社会に全力で介入した強い社会的メッセージを持つ作品で知られる。彼らの活動への注目は国内にとどまらず、国際展をはじめとして海外での発表も多い。東日本大震災をきっかけに開催した2011年5月の個展「REAL TIMES」では、渋谷駅に設置された岡本太郎の壁画《明日の神話》に福島第一原発事故の絵を付け足した作品も展示し話題となった。表現活動は作品の発表だけではなく、『美術手帖』(「Chim↑Pomプレゼンツ REAL TIMES」特集、2012年)や「ひっくりかえる」展(ワタリウム美術館、2012年)といったキュレーション、連載など多岐にわたる。著書に『Chim↑Pomーーチンポム作品集』(河出書房新社)『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』(阿部謙一との共編著、河出書房新社)がある。2012年秋には第二作品集の刊行も予定されている。2012年秋から2013年にかけて日本とアメリカでの個展も開催予定。
内容説明
美術館で拝むだけがアートではない。アートは社会のリアルに切り込むための「武器」である。原爆ドーム上空に飛行機雲で「ピカッ」の文字を描き、事故直後の福島第一原発敷地内に放射能マークの国旗を掲げ、岡本太郎の巨大壁画に原発の絵を付け足す。現代日本のアートシーンで最も物議をかもしてきたアーティスト集団Chim↑Pom(チン↑ポム)が自由を新たに塗りかえる。世界のアートの動向と共におくる生き方としての美術入門。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第3弾。
目次
第1章 アートは自由な遊び場だ(岡本太郎の壁画に「原発」を付け足した「お騒がせ集団」;想像力こそアートの力;アラウンド・ザ・会田誠 ほか)
第2章 アートで世界はひっくりかえる(世界に広がるストリート;「いたずら」によって街に自由を呼び起こす;地球的意義を自覚した表現者たち ほか)
第3章 アートが新しい自由をつくる(アートの価値は「善悪」にはない;美術館の「中」でも「外」でも楽しむ;自分もろともひっくりかえる ほか)
感想・レビュー
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