恋愛美術館

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255005867
  • NDC分類 723.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

この絵を見ると、せつなくなるのはどうしてだろう。
恋愛小説を読むように、絵画を読む。感動の美術エッセイ

「絵画を読み解く」という鑑賞方法がすっかり定着した今日この頃。印象派以前の絵画──宗教画、歴史画、物語画──は、その「背景」や絵を描く「約束事」を知って鑑賞すれば見る幅が広がる、ということは、もはや西洋絵画ファンのあいだでは常識となりつつあります。

では、近代以降の絵画はどのように見ればいいのでしょう。「印象派」の呼び名にあるように、自身の感覚の“印象”だけで味わえばいいのでしょうか。それも一つの方法ですが、この本を読めば、さらに深い感動を得ることができます。

本書は、絵画を平易な言葉でわかりやすく解説し、絵画の読み解きブームを引き起こした多摩美術大学教授の西岡文彦氏による、渾身の美術エッセイです。

人間の生と性の原動力である「恋愛」をテーマに、近代の恋愛画を厳選し、絵が描かれた時代背景、画家の宿命的な恋、彼らを取り巻く人間関係など、さまざまな要素が複雑に絡み合った糸をほぐして、著者ならではの豊富な知識、冷静な視点、そして、とびきり熱い情熱をもって、書き下ろしていただきました。

モディリアーニの妻ジャンヌへの「永遠」の誓い、ドガが描いた別れられない泥沼男女の都会の落とし穴、ルノワールが恋した愛の聖地とボヘミアン、天才女性彫刻家カミーユ・クローデルの狂気の愛憎劇、恋の王者ピカソ晩年の眼差し……。

キャンバスに塗り込められたせつないストーリーは、小説さながら。驚天動地の秘話がたくさん隠されていました。愛の痛みと歓び、憧れ、ときめき、恍惚、至福、絶望、裏切り、妄執、愛欲。恋愛は、名画が教えてくれるのです。

“恋愛小説のように、絵画を読む”楽しさをぜひ、本書で味わってください。そして、読んだ後にもう一度、その絵を眺めてみてください。これまでとまったく見方が変わって、胸を熱くせずにはいられないことでしょう。

■著者紹介
西岡文彦(にしおか・ふみひこ)
多摩美術大学教授、版画家。1952年生まれ。柳宗悦門下の版画家森義利に師事、日本版画協会展('77)および国展('78)新人賞受賞。リュブリアナ国際版画ビエンナーレ五十周年記念展招待出品('05)。
雑誌「遊」(工作舎)の装画を機に、出版分野でも活動。著書『絵画の読み方』('92)で、内外の絵画の謎解きブームの先駆となり、出版と放送両分野における美術企画に決定的な影響を及ぼす。
著書『モナ・リザの罠』(講談社)、『絶頂美術館』(マガジンハウス)、『絵画の読み方』(宝島社)、『二時間のモナ・リザ』(河出書房新社)等、多数。『日曜美術館』、『世界一受けたい授業』、『芸術に恋して』、『誰でもピカソ』、『タモリ倶楽部』等、テレビ番組の企画・出演も多い。

■目次
はじめに
モディリアーニ────悲恋の記念碑
ピカソ────────性の修羅 愛の地獄
ジェローム──────芸術、それは美神との恋

内容説明

恋愛小説を読むように絵画を読む。名品の数々を生んだ芸術家達の愛と苦悩の人生模様。ピカソ、モディリアーニ、モネ、ルノワール、カミーユ・クローデル、ドガ、ムンク等、カラー図版60点。

目次

モディリアーニ―悲恋の記念碑
ピカソ―性の修羅 愛の地獄
ジェローム―芸術、それは美神との恋
ドガ―夜明けのカフェ 不幸の居心地
ダンテとベアトリーチェ―忘れ得ぬ女
マネとモネ―妻の面影 日傘の恋
ルノワール―芸術と青春の聖地
ムンク―吸血鬼 暗黒の恋
カミーユ・クローデル―狂恋の門
モンマルトルの夜会―ミューズの涙
モンパルナスの娘―愛の墓碑銘

著者等紹介

西岡文彦[ニシオカフミヒコ]
多摩美術大学教授。版画家。1952年生まれ。柳宗悦門下の版画家森義利に師事、日本版画協会展(’77)および国展(’78)新人賞受賞。リュブリアナ国際版画ビエンナーレ五十周年記念展招待出品(’05)。雑誌「遊」(工作舎)の装画を機に、出版分野でも活動。著書『絵画の読み方』(’92)で、内外の絵画の謎解きブームの先駆となり、出版と放送両分野における美術企画に決定的な影響を及ぼす。『日曜美術館』、『世界一受けたい授業』、『芸術に恋して』、『誰でもピカソ』、『タモリ倶楽部』等、テレビ番組の企画・出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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キムチ27

41
解説によれば、筆者は人生の入り口でピカソに深く想いを入れたようだ。11章からなるこの本、メインで語られる画家だけでも数十人、だがピカソ・モジリアニ・ジェローム・ムンク・カミーユ・ルノワールの解説が熱を帯びている・・こちらものめり込む。絵を見て、愛して、エピソードを頭に刷り込み、絵画が持つ空気感やメッセージを脳内で繰り返す。すると絵が持つ世界に徐々に足を踏み入れていく感覚が。そんな空気感を濃密に楽しめた。知らないエピソードや絵も多く、この方の他も探ってみたい。2015/10/02

fseigojp

22
西岡文彦 謎解きゴッホ、謎解き印象派、絶頂美術館につぎ4冊目2016/10/16

Nat

18
図書館本。モディリアーニの章は、モディリアーニとジャンヌの2人の生活を想像すると、あまりの悲惨さに息苦しくなる。ジャンヌが描いたモディリアーニの寝顔のデッサンは、少年のようで、ジャンヌのモディリアーニに対する愛情が伝わってくる。また、ピカソは前から好きではなかったが、女性達に対する傲慢さに改めて嫌悪感を感じた。

かもめ通信

18
モディリアーニやピカソ、ジェロームやドガ、マネやモネ、ルノワール……画家の恋愛遍歴を、その絵に投影して読み解いてゆくという試みが興味深い。 モディリアーニの妻ジャンヌの悲恋伝説の真相、 巨匠ピカソのあまりにも激しい女性遍歴、ロダンとの恋に身を滅ぼしたカミーユ・クローデルの悲劇、印象派台頭前後のあれこれ。既に知っていたエピソードも含め、画家たちの作品やその作品に影響を与えたとされる先人達の作品を見比べながら、新たな視点をもって絵の中の世界に思いをはせた。2015/07/07

うー

17
『絶頂美術館』に続く美術指南書。恋愛をテーマに読み解いていく。画家の背景からの切り込みは興味深く、楽しめた。個人的には『絶頂美術館』よりもこちらのほうが好き。関連する絵画も同時に見られるのは『絶頂美術館』と同じく、絵画展を見に来たような感覚。一部モノクロでもあるし、できれば実物も見てみたい。特にピカソのエピソードは知らなかったから驚いた。2013/10/14

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