カルチャー・スタディーズ<br> 文化に投資する時代

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カルチャー・スタディーズ
文化に投資する時代

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255004594
  • NDC分類 770.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「エンタメ」×「金融」で、日本はもっと面白くなる!
金融を知らなかった広告マンが、ベイビーフェイスの来日をはじめ、様々なエンタテインメント・イベントを、
「証券化」してしまう。映画狂の銀行マンが、数々の映画に投資し、大ヒットに導く。エンタメと金融――まったく異なる世界をまたにかけ、「日本初」を成し遂げた2人のビジネスマン。新たなビジネスの胎動と、アイデアに満ちた仕事の楽しさを伝える。ビジネスヒント満載、すべてのサラリーマンに贈る体験型の一冊。

◆FROGMAN(蛙男商会)による「秘密結社 鷹の爪団」のイラストで本をパッケージ。

■「まえがき」より

「新しいことは、天才が考えることだ」
「才能のあるヤツだけが、たくさんの人を喜ばせることができる」

もし、そう思っていたら、大間違いです。
誰にだって「新しいこと」は考えられます。ただ、無から有を生み出すのは、とても難しいこと。だから、「普通の人間」が新しい発想をする際にはいくつかのコツが要ります。その一つは――私が偶然行なうことになった――「掛け合わせ」です。

内容説明

広告会社の営業マンがイベントを証券化する。映画狂の銀行マンが映画に投資する。エンタメと金融―異なる世界をまたにかけ「日本初」を成し遂げた2人のビジネスマン。アイデアに満ちた仕事の楽しさを伝える。

目次

第1部 広告マンがエンタテインメントを証券化する(日本初、イベントを証券化;金融とエンタテインメントは水と油?;金融ノウハウがビジネスを変える;プロデューサーとしての仕事)
第2部 銀行マンが映画に投資する(銀行から映画の世界へ;前代未聞の映画投資;映画ビジネスを考え抜く;映画業界の中から)

著者等紹介

亀田卓[カメダタカシ]
広告会社入社後13年間、テレビ関連業務に携わる。その後、エンタテインメントと金融を融合させたビジネスを志し、2001年(株)東京ファイナンス・アンド・エンタテインメント代表取締役就任。「日本初のイベント証券化」等を次々と手掛けた。経済産業省企画の『プロデューサー・カリキュラム』執筆委員。現在は広告会社で映画プロデューサーを務めるかたわら、デジタルハリウッド大学大学院教授として、後進の指導にもあたっている

寺嶋博礼[テラシマヒロノリ]
大学卒業後、日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)に入行。資本市場業務やデリバティブ業務を経験後、ベンチャーキャピタル子会社あおぞらインベストメントに出向し、プロジェクト投資部長として、コンテンツおよび店舗投資ファンド業務を担当。退職後、ロハスインターナショナル専務取締役COOとして、「スタジオ・ヨギー」ブランドにてヨガ・ビジネスを展開し、ヨガ・ブームを仕掛ける。現在、アスミック・エースエンタテインメント執行役員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nekozuki

11
2009年の著作。当時はコンテンツファイナンスが盛り上がった時代だろうが今や昔。ほとんどが消滅してしまった。亀田氏が書いているように、キャッシュフローが引ければ証券化は可能。ただ、その確度が低いものは結果的に根付かず終わったようだ。現在は、クラウドファンディングがその代替となりうる。匿名組合出資の募集は、ミュージックセキュリティーズが行っているものがまさにそのまま。2017/01/18

Makoto

0
演劇は芸術だ。興行は当たるか当たらないかわからない博打だ。良いものを作っていればいずれは認められる・・・演劇はビジネスだ。あたるものを計算して作る。認められれば良くなる。前者の才能に憧れる後者の芸術家になりたい。2016/10/22

少年

0
金融×エンタメをテーマに、前半がエンタメを証券化した広告マンの話、後半が映画に投資した銀行マンの話。金融とかよく分かんない自分みたいな読者も(エンタメビジネスをよく知らない読者も)問題なく読めるように、用語を逐一解説してくれている。2016/06/05

Kei

0
これ面白い。いや、むしろこのシステム、今でいうクラウドファンディングに近いものがあるけど(でもちょっと違う)、株式みたいなものかな? 出来ないものかなあ?と思っていたけど、10年ぐらい前からやっぱりやってる人はいるんだなあ! 何かと何かを掛け合わせる、何かと何かのクロスロードに立てる人になりたいと思った時に、・・・まさか金融が出てくるとはね。思ってなかっただけに、面白い!!2014/05/12

Satoshi

0
エンタテイメントを証券化するというと難しい話に聞こえるが、有名人の活動にお金を出し、たとえばコンサートに人が入ったらその利益に応じてお金が返ってくる、といえばわかりやすい。2人の著者が広告会社側と金融業界側、それぞれの立場からエンタテイメントと金融をつなげる。それぞれが昔からあるものでも組み合わせることによって新しい業界を作れるというのは非常に面白い。2012/11/11

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