サザエさんの東京物語

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サザエさんの東京物語

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784255004204
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

内容説明

長谷川町子の実の妹が明かす姉の素顔と、長谷川家の波乱万丈の暮らしを綴った初エッセイ。

目次

甘えん坊のいじわるばあさん
クラス会
福岡
父の死と上京
東京ショック
方向音痴
小石川の家
再び福岡
姉妹社の船出
戦後の銀座
元祖マスオさん
子育ては難しい
クリスマスの戦い
集中力にはご用心
旅先のプレゼント
町子姉の大病
あなた達も家族
イスラエルのたび
ひいじいさん
母の晩年
別れ
一人あるき
国税局

著者等紹介

長谷川洋子[ハセガワヨウコ]
1925年、福岡に生まれ、八歳のときに一家で上京。東京女子大学国文科に入学後、ひょんなことから菊池寛氏に弟子入りし、文藝春秋社に入社する。戦後は、母の提案で設立した姉妹社で働き、姉・長谷川町子の作品『サザエさん』などの出版業務に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

48
長谷川家の母・長女毬子・次女町子・4女洋子さんと全員のキャラが濃い! そして男性陣が早くに亡くなられています。 それだけに靭くならずにいられなかったのでしょうが、母親の強権には驚きの連続でもあり、また周囲に流されるばかりの洋子さんにも歯がゆさを感じました。 この母にして、この子供達だったのかな。 家庭の中だけでも、これだけ我を通せた、派手な喧嘩もできたのは、仲が良かった、信頼しあっていたという事だと思い、町子さんにとっては幸せな一生だったのではと思いました。2015/03/31

スノーマン

27
長谷川姉妹について、ほとんど知らなかったので全て新鮮。素直な文章もいい。最初で最後の本なんてもったいない〜。町子さんがサザエさんよりいじわる婆さんに見えてきた(笑)誰かを懲らしめることにかけて容赦無く、でもシャイで仕事はまじめ。多面的でつかめないお姉さんをずっとそばで見続けてきた洋子さん。お母さんと三姉妹、合わせて四人で戦前戦後を苦しくも明るく生き抜いてきたんやなぁとしみじみ。2014/09/14

カタコッタ

13
長谷川町子の家族をめぐる物語。殆どを串だんご姉妹の泣けて笑えるまるでマンガサザエさんの様な暮らしぶり、楽しく読めました。しかし著者が自由を手に入れた気持ち、故千葉敦子との交流、その辺りがグッと胸にきました。どこかしらに自分を見た様な気持ちになったのでした。2021/04/29

山口透析鉄

12
長谷川町子さんの妹、洋子さんによるエッセイ集で、私はこれ、電子版を購入して読みましたが、その後、ふと単行本を買っていたのも出てきて、重複分は長谷川町子さんファンの母に譲りました。 長谷川町子さんご自身による自伝まんが「サザエさんうちあけ話」もあり、あれもあれで興味深いのですが、身内でもちょっと視点の異なる末娘さんによるエッセイで、姉たちや母親についても、町子さんの作品とはまた違った部分が見えるようにはなっていますね。 読書メーターで文春文庫版もあると知りました。図書館等で読んでも良いと思いますね。 2021/10/30

mutuki

7
「天才・長谷川町子」を妹さんから見たエッセイ。 町子さんの書かれたエッセイなどでは、妹洋子さんは 大人しく優しく本当に仲が良い感じに書かれているが、 洋子さんの町子さんを見る目線はけっこう辛辣なものがある。家族の中に天才が同居していることは、まわりのものにとってそれなりに大変だったんだろうなと思う本だった。2018/07/26

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