夢に迷う脳―夜ごと心はどこへ行く?

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夢に迷う脳―夜ごと心はどこへ行く?

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  • サイズ B6判/ページ数 422,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255004006
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0095

出版社内容情報

夢見る脳の最新科学
夢を見ているときの脳は、精神錯乱そのものだ! 睡眠と覚醒を行き来する脳のメカニズムを、神経科学の視点から解明する。夢研究の第一人者による、渾身の科学エッセイ。

目次

第1部 心脳を定義する(脳の狂気;統合失調症の心脳;デリアの夢の錯乱 ほか)
第2部 心脳を分析する(見つけたりなくしたり―見当識と失見当識;私たちの生の物語―記憶と作話;見ることは信じること―知覚と幻覚 ほか)
第3部 心脳を変える(心脳の自己治癒力;健康に効く心脳;最終手段を講じる―薬物による心脳状態の変化)

著者等紹介

ホブソン,J.アラン[ホブソン,J.アラン][Hobson,J.Allan]
1933年コネチカット州ハートフォード州生まれ。ハーバード大学医学部で修士号を取得後、ニューヨークのベルヴュー病院で研鑽を積み、現在はマサチューセッツ州ハーバード大学医学部教授を務めるかたわら、同大学付属マサチューセッツ精神衛生センター神経生理学研究所所長を兼任する。主に、睡眠と夢のあいだに見られる神経生理学的基礎を対象とした研究をおこなう。新聞への寄稿や教科書に筆をふるう一方で、著書の執筆も精力的におこなう

池谷裕二[イケガヤユウジ]
1970年生まれ。薬学博士。現在、東京大学・大学院薬学系研究科講師。98年、海馬の研究により、同研究科で薬学博士号を取得。記憶のメカニズム解明の一端として「脳の可塑性」に注目し、論文や学会に精力的に発表を続ける一方で、最新の科学的知見を一般にむけてわかりやすく解説する手腕は圧倒的な支持を集めている。堅実な実験と、斬新な視点に立った研究が国の内外を問わず、多くの人を惹きつけている屈指の脳研究者

池谷香[イケガヤカオリ]
1977年生まれ。出版社勤務を経て2003年に渡米。2005年ニューヨーク市立大学・映画学部脚本学科修了。現在はバベル翻訳大学院・文芸字幕翻訳コース修学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

173
現代精神医学の要とされる心脳パラダイムの解説本。心脳とは、脳内のアミン‐コリン作動系により、睡眠と夢と覚醒を行き来しながら情報を処理する機能だそうだ。人は胎児の時からこれによって自己組織化し、生の衝動を獲得していく。心脳空間はAIMグラフ(A=活性化エネルギー、I=入力情報源、M=アミンとコリンの比)で表される。夢はこの仮想空間で、本能に経験データを取り込む調整役を担うらしい。何となくウィナーのサイバネティクス理論を思い出す。細部まで理解しきれないが、心を情報工学的に扱う未来が良きものであれと願っている。2021/01/31

魚京童!

15
「ある種正常な狂気」正しく狂おう!データが集まったけど、それを解析できるほど、人間の脳みそは大きくないし、エネルギーを使いすぎて、処理ができない。かといってまだまだパソコンは遅すぎて、処理ができない。その過渡期にいる。淡々とデータを集めて、いつかパソコンが臨界点を突破したときにはじめて世界が繋がるのかもしれない。それが物理学が目指した宇宙の法則なのかもしれない。結局42なのはわかっているのに、やめられないのは人間のサガなのだろう。こんな夢物語に付き合っていてもしょうがない。そろそろ醒めるべきだ。今は夢なの2023/02/25

浮かれ帽子屋

13
長い間続いてきた神経学(脳の研究)と心理学(心の研究)の間の激しい対立から発展し、心脳ユニットの考え方を述べた良書。科学者は脳を生物学的な中枢処理装置とみなし心の存在を否定している一方で、人文科学者は心を物理的存在を超越したそれ自体で存在するものとして扱ってきた。しかし、脳と心はあらせてひとつの実態である…という理論。フロイトをはじめとする夢の意味・象徴づけを離れ、心と身体をつなぎ、夢を科学的な視点から再定義する。しかし著者も述べるように「夢が科学的に解明されても、夢の神秘性が消えることはない」のだ。2011/09/26

eirianda

10
長い間途中まで読んで放っておいたにもかかわらず、何気に手にして読み始めると一気に読んでしまった。先日読んだ夢の本よりずっと説得力があった。意識と非意識に分けるのに合点。フロイトやユングの象徴は、芸術的なものの捉え方として今でもとても面白いものだけれど、脳科学の発展や脳内伝達物質の解明により、夢や精神的な病いにとっては、オカルトに成り下がってしまった感じ。2020/10/13

Km

4
結構時間がかかってしまった...が、とても興味深い本だった。最近神経学に興味ありすぎ。私の大好きな作品、エリザベートって精神疾患を持ったプリンセス、シシーの話じゃないか....と若干ショック。でも、この本の心の捉え方(というか現在の"脳科学")は唯物論的還元主義のもとに成り立っているわけで、そもそも論でこの前提を疑うことを忘れてはいけないかな。2016/01/25

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