目次
1 ラグランジュ形式
2 変分原理
3 ハミルトン形式
4 正準変換
5 特殊相対性理論の基礎
6 4次元ミンコフスキー時空
7 特殊相対論のベクトルとテンソル
8 相対論的力学
9 電気力学
10 一般相対性理論の導入
著者等紹介
二間瀬敏史[フタマセトシフミ]
1953年北海道に生まれる。1983年ウェールズ大学カーディフ校博士課程修了。現在、東北大学大学院理学研究科教授。Ph.D.
綿村哲[ワタムラサトシ]
1955年大阪府に生まれる。1984年東京大学理学系大学院物理学専攻博士課程修了。現在、東北大学大学院理学研究科准教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Haruki
1
解析力学はラグランジュ形式、変分原理、ハミルトン形式、正準変換までを概観する。変分原理でラグランジアンの積分で定義される作用の極値条件から、オイラー・ラグランジュ方程式の導出とネーターの定理の把握がラグランジュ形式の流れ。正準変数の相空間で張られる作用から正準方程式の導出、リウヴィルの定理、ポアソン括弧と保存量、母関数、ハミルトンの主関数とハミルトン・ヤコビ方程式までを見る。後半は特殊相対性理論として、ローレンツ変換、テンソル(反変、共変ベクトル)表現、メトリックテンソルによる線素表現などを概観する。2021/02/28