シリーズ中国にとっての20世紀
海を渡る“土兵”、空を飛ぶ義和団―民衆文化と帝国主義

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  • サイズ A5判/ページ数 272,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784250210020
  • NDC分類 222.068
  • Cコード C3022

内容説明

世界分割の最終局面に燃え上がった民衆運動の炎。中国に集結した列強多国籍軍の連携と対抗を、諸民族との遭遇や衝突の中に描く。「新しい世界史」を構想した著者の遺作。

目次

第1章 義和団対「洋鬼子」(キューバから華北へ;欧米人の不安と日本への期待;「天兵」としての義和団;「狂気」か)
第2章 鉄道沿線で―シーモア軍と義和団(シーモア多国籍軍の出発;義和団の鉄道破壊活動と政府軍;楊村と廊坊の間―義和団の広野;眼前の義和団―六月十四~一八日;村に依拠した抵抗;逃避行;敗北の体験)
第3章 天津攻防―遭遇する民衆(天津沖‐芝罘‐仁川‐日本;大洋を渡る「土兵」;空を飛ぶ義和団;砲台;祭られる犠牲者;都市の義和団)
補章1 「この世の終わり」、そして「来るべき世」(民衆文化;大衆の非合理的行動の中の革命的側面;義和団はどこに行くか;義和団はどこから来たか)
補章2 義和団戦争をめぐる国際関係―諸列強の「共同行動」と日本(分割競争を裏支えする「妥協」と「共同」;北京駐在一一カ国公使による義和団対策会議;「欧米諸国」ノ代表者ト同一轍ノ措置」;「共同行動」の合意;「共同行動」の実行)

著者等紹介

吉澤南[ヨシザワミナミ]
1943年~2001年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぬーん

1
連合軍は列車で北京に向かうんだけど、線路が破壊されてゲリラ戦やられて進退極まってやべえみたいな話。当時の兵力一覧表みたいなのもあって面白い。著者が執筆中に亡くなって完成されなかったのが残念2014/02/01

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