英語の早期教育・社内公用語は百害あって一利なし

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198637828
  • NDC分類 830.7
  • Cコード C0082

出版社内容情報

世界で屈指の英文学者が日本の愚かな英語教育の風潮に警鐘を鳴らし本当に英語を話せるようになる方法を教えます。

大企業が「英語で会議」を採用し、幼児・小学生向け英語教育産業も注目を集めている。しかしそれは英語上達の弊害になるばかりか、日本文化をも衰退させる愚かな風潮である。世界で屈指の英文学者の著者が60年の集大成をこめて本当に英語を話せるようになる方法を教える書き下ろし第一弾!

【著者紹介】
上智大学名誉教授。1930年生まれ。1955年上智大学院修士課程修了。ドイツのミュンスター大学、イギリスのオックスフォード大学留学。ミュンスター大学哲学博士(1958年)、同大学名誉哲学博士(1994年)。歴史、文明、社会など幅広い分野において、深い学識に裏打ちされた鋭い評論を展開し続けている。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞。『知的生活の方法』『封印の金現代史』『裸の総理たち32人の正体』など専門の英語学以外の歴史・古典・政治・人生論等の著作多数あり。

内容説明

幼児はリスニングを重視!ビジネスマンは語彙を増やせ!日本人が教える英会話は役に立たない!日本屈指の英語学者が自らの体験を赤裸々に語る「救国の勉強法」

目次

第1章 早期英語教育~何が問題か
第2章 英語教育論議の勘どころ
第3章 漢学の伝統が日本人の知力を養った
第4章 日本の英語教育を振り返る
第5章 私の外国語体験
第6章 日本の英語教育への提言

著者等紹介

渡部昇一[ワタナベショウイチ]
評論家。上智大学名誉教授。1930年生まれ。1955年上智大学大学院修士課程修了。ドイツのミュンスター大学、イギリスのオックスフォード大学に留学。ミュンスター大学哲学博士(1958年)、同大学名誉哲学博士(1994年)。歴史、文明、社会など幅広い分野において、評論を展開し続けている。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラテちゃん

16
百害あって一利なしは言い過ぎだけど、著者の意見に賛成。早期教育はリスニングと外国人慣れ程度で十分だと思う。社内公用語についてはほとんど言及されておらず残念。2017/02/19

Nobu A

7
英語教育界の大御所だと知り、他著に続くか吟味する為、充分予備知識のある本著を選択。データ重視の現代、若手研究者は緻密な論考を展開する印象があるのに対して独自性が際立つ。自身の体験も踏まえた「2回の驚き」は含蓄があり、目から鱗。一方で、「百害あって一利なし」なのにリスニングの早期導入は賛成、ビンカー教授の非規範文法への寛容さは「ちゃんとした学校教育を受けなかった人々には」と記載しておきながら院生としては受け入れないと差別非難等、自己矛盾も散見。博識で面白いけど、話題が四方に飛び癖が強い。渡部節全開って印象。2021/12/12

RmB

6
どうして「英語教育」となると我々日本人は熱くなってしまうんだろう?2014/05/05

y-kun

2
「我が国英語教育のあり方」議論に終止符を打てるだけの説得力がある名著。 日本人として英語のみならずどのように学ぶかを示してくれている。2019/06/29

脳疣沼

2
英語の早期教育は賛成論者も反対論者も自分の経験から物事を言い過ぎでないかと思う。まあ、現状では早期教育できるほどの英語教師は、質量ともに不足しているのだから、全生徒に対する早期教育は反対にならざるを得ないのだろう。興味深いのは、語学も数学と同様に知力の訓練になるというところ。2016/04/19

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