神去なあなあ日常

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  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198627317
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HIRO1970

946
⭐️⭐️⭐️先にWOOD JOBの映画見てから読みました。見る順番は失敗だったとは思いませんが、原作もまったり感がイイですね。どちらも甲乙付け難いさわやかな風のような出来映えで気持ちの良い作品だと思います。林業等の一次産業の過酷な現実に都会の若者がいきなり放り込まれるのは、よく考えるとかなり強引な筋書きではありますが、それだけに田舎の良さと煩わしさがはっきりと感じられ、最近は余り読んでいなかったほのぼのとした田舎の日常を安心して楽しめる稀有な本だと思います。2014/07/08

射手座の天使あきちゃん

712
分類:ニマニマ小説 作:しをんさん 推薦団体:林業後継者育成事業団、健全恋愛推進協議会、「神去方言」保存会 出演:勇気(18歳)、個性的な林業従事者達 特別出演:ノコ((犬)、オオヤマヅミ(神様)の娘達 舞台と効果:山深い林業の村+数々の伝統的神事 笑どころ:栄養ドリンクのギャグ  ちゃらい高校卒業男子が林業に正面から取り組んで、人間として成長して行く1年間の物語でーす、とにかく心がほころびますぅ、面白い、読んでぇぇぇぇ!!(笑)2010/12/15

hiro

695
三浦しをんの小説4冊目。高校卒業後、三重県の神去村で希望していない林業の従事した横浜出身の勇気が、神去村の四季、「なあなあ(ゆっくりいこう)」が口癖のおっとりした村人、直紀(女性)との恋、そしてもちろん仕事を通して成長していく1年間の物語。今回一番キャラが立っていたのは、ヨキとノコのコンビかな。(もちろんノコは犬ですが) 作者は「仏果・・」では文楽、本作では林業と、日頃知ることのできない職業をいずれもおもしろい青春小説の形で私達に紹介してくれたが、今後も作者の興味を持った職業を小説で紹介してほしい。2011/09/18

seacalf

675
元気になる小説との紹介で読む。まったく縁がない林業の様子や働く人達、山里で暮らす生活や祭(どこまで実際にある行事なのかはわからないけれど)などを、横浜からきた青年の視点で一緒に驚きながら、でも妙にうらやましく感じながら読み進められて楽しい読書時間だった。何か根付いたものがある生き方って、清々しくてとても魅力的だ。2016/01/30

扉のこちら側

667
初読。私の故郷でも林業の後継者問題があるので関心を持って読めた。…という真面目な感想より、楽しかったの一言。杉花粉と虫の恐怖がなければ山暮らしもいいな…温泉付なら最高です。2009/05/15

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