文春文庫<br> 万両ノ雪―居眠り磐音〈23〉決定版

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文春文庫
万両ノ雪―居眠り磐音〈23〉決定版

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167914295
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

磐音とおこんの帰りを待つ江戸。南町奉行所の笹塚孫一は、六年前に苦い思いを味わわされることになった男が島抜けした報せを聞き…。

内容説明

坂崎磐音とおこんの帰りを待つ江戸。南町奉行所の年番与力・笹塚孫一は、六年前に苦い思いを味わわされることになった男が、島抜けしたとの報せを受ける。ある予感を胸に、笹塚は男と因縁をもつ女性が営むだんご屋をたずねるのだが…。磐音不在の窮地を笹塚は乗り越えることができるのか?一体いつ、磐音達は帰着するのか!?

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表。99年、時代小説に転向。「密命」シリーズを皮切りに次々と作品を発表して高い評価を受け、“文庫書き下ろし時代小説”という新たなジャンルを確立する。著書多数。2018年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

100
この巻ではまだ主人公が江戸にもどってこないときに、南町奉行の与力が6年前に捕まえた盗賊が島抜けをしたとの情報をもとに待ち構えています。そこに主人公たちが戻ってきて事件は解決して、新年になりさらにおめでたいことが続きます。両替屋に子供が生まれ、主人公の道場養子のお披露目、友人の品川家の再興と嫁が来ることなどです。楽しめました。2020/01/13

とし

73
決定版 居眠り磐音「万両ノ雪」23巻。南町奉行所年番方与力笹塚孫一さんの、明和八年へタイムスリップした捕物劇から始まり、安永6年へ続き坂崎磐音が登場し事件は解決へ、そして坂崎磐音が佐々木磐音に変わり尚武館の跡目相続に今津屋吉右衛門にも跡取りが誕生し、目出度い年始めでした。2020/09/12

おにぎり

34
加賀藩士高瀬少将輔が尚武館に参上、立ち合いを所望する。 重富利次郎が相手に立つと高瀬は瞬く間に膝をついて床に転がり落ち、退散してしまう。家宝の茶碗とともに高瀬に置き去りにされた犬・白山号が尚武館の番犬として保護される。高瀬も懲りずに道場に再来、磐音に立ち向かうも軽く捻り崩され気絶してしまう。島抜けして江戸に忍び寄る両万の大次郎を笹塚孫一の手で処分するものと見られたが、ここでも磐音に打順が廻ってくる。これらの茶番、猿芝居を白山号の眼にはどう映っていただろうか。2022/10/19

yamatoshiuruhashi

29
坂崎磐音、ついに佐々木道場の跡取りとして佐々木磐音となる。南町奉行所年番与力。笹塚孫一の捕物帳としても面白い。巻末の長いあとがき、闘牛士を追った日々のことが書かれているが、本書ではこれが一番興味深かった。2020/01/18

紅葉

11
もう舞台は江戸になるだろうと思っていたのだけれど…磐音たちではなく、あの大頭の笹塚さんがメインの話が続く。いつもスパイス的に良い味を出してくる笹塚さんだけれど…あんまり長いと飽きてくる…が、最終的に芝居の如く磐音&おこんの登場。確かにそのまま帰ってくるのもつまらないかもね。品川さんも貫禄が出て来たし今後出世しそう…な一方、同じ友人代表なダメダメ竹村さんが一瞬の登場なのはちょっと寂しい気もしました。とにもかくにも佐々木道場に舞台を移して、新たな生活スタート。今津屋は跡取り誕生。次はおこんとの婚礼かしら。2020/09/28

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