真夏の方程式

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  • サイズ B6判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163805801
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

夏休みに美しい海辺の町にやってきた少年。そこで起きた事件は、事故か殺人か。少年は何をし、湯川は何に気づいてしまったのか。

内容説明

夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。仕事で訪れた湯川も、その宿に滞在することを決めた。翌朝、もう一人の宿泊客が変死体で見つかった。その男は定年退職した元警視庁の刑事だという。彼はなぜ、この美しい海を誇る町にやって来たのか…。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは―。

著者等紹介

東野圭吾[ヒガシノケイゴ]
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年、『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年、『秘密』で日本推理作家協会賞、2006年、『容疑者χの献身』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サム・ミイラ

755
東野圭吾氏のなかでは容疑者Xの献身、秘密と並んで好きな作品です。ゆくひと夏の少年の記憶。湯川との交流、殺人事件との繋がりの巧みさには驚かされました。何故殺害にまで至ったのか、確かに動機に弱い点はありますがそれを差し引いても良く出来た作品です。クールで変わり者が代名詞の湯川准教授の意外な優しさが胸に染みます。映画もかなり出来がいい。珍しい事ですが(笑)2014/03/01

takaC

664
連載読んで以来の再読になるが、細切れの文春連載を毎週読むのに比べれば、一冊の本になっている方が格段に筋が追い易かった。あくまでも相対的にだけど。”真夏の方程式”は3次方程式くらいですかね。2011/07/18

ミカママ

620
言わずと知れた湯川シリーズ。あくまでかっこいいのね、この先生は。主犯格は物語のほぼ最初でわかったけど、うーん、恭平がそうからんでくるとはね。それと、出生の秘密ってやつ、東野さんはお好きですね。東野さんをかなり読み込んでいる私としては、その辺も早々とあたりをつけてしまいました。この作家さんの人気の秘密は、ずばり読みやすさ。小学生でも読みやすいような文章の平易さだと思います。2013/06/24

hiro

596
カリレオシリーズ第6弾。今回も頭の中で、福山雅治、北村一輝、柴咲コウに変換されていた。やはり、湯川もコナン君みたいに、事件から湯川の方へ寄ってくるようになったようだ。湯川のキャラクタも、初期のガリレオシリーズと比べると、『容疑者X』以降、徐々に湯川にも人間味がでてきた感じがする。特に‘論理的でない’子供が苦手な湯川の小学校5年生の恭平と交流が、その変化を如実に表している。この結末が、真夏の方程式の最適解だったのだろうか。今年9月に『ガリレオの選択』が出るとネットで検索するとでていたので楽しみに待ちたい。 2012/05/20

くろり - しろくろりちよ

581
シリーズ6作目。湯川は仕事で来た海辺の町の宿で、夏休みの間あずけられた少年とともに過ごす。翌日、海辺で発見された死体は事故か殺人か。子供嫌いの湯川が、理論的な会話が通じる相手として少年を認め、ともに行動するという異色のコンビ。自由研究、調査、実験…二人が共に追いそして掴んだ事件の真相は。少年は自分が何をしてしまったのか…少年はいつ気付くのか、あるいは気付いていただろうか。知らないことは罪である…湯川の科学は深い。「その後」が悪いものではないことを祈るのみ。後味のよい話でないが、残る。2013/04/11

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