世界を変えた１０人の女性―お茶の水女子大学特別講義

池上 彰【著】

文藝春秋（2013/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 341p／高さ 20cm
• 商品コード 9784163764504
• NDC分類 280
• Cコード C0095

出版社内容情報

サッチャー、アウンサンスーチー、緒方貞子、ベティ・フリーダン…全10回の講義に加え、文章力向上に役立つレポート講評も収録

池上流、女性で読み解く現代史！

サッチャー、アウンサンスーチー、緒方貞子、ベティ・フリーダン……
全10回の白熱講義録と、読めば文章力が向上する〈レポート講評会〉も収録。

目次

講義のはじめに

第1章 アウンサンスーチー 政治家

第2章 アニータ・ロディック 女性実業家

第3章 マザー・テレサ カトリック教会修道女

第4章 ベティ・フリーダン 女性解放運動家

第5章 マーガレット・サッチャー 元英国首相

第6章 フローレンス・ナイチンゲール 看護教育学者

第7章 マリー・キュリー 物理学者・化学者

第8章 緒方貞子 元国連難民高等弁務官

第9章 ワンガリ・マータイ 環境保護活動家

第10章 ベアテ・シロタ・ゴードン 元GHQ職員

池上流白熱教室 学生レポート発表会

おわりに

内容説明

池上流女性で読み解く、新しい現代の読み解き方！文章力向上に役立つレポート講評も収録。

目次

第１章　アウンサンスーチー―政治家
第２章　アニータ・ロディック―女性実業家
第３章　マザー・テレサ―カトリック教会修道女
第４章　ベティ・フリーダン―女性解放運動家
第５章　マーガレット・サッチャー―元英国首相
第６章　フローレンス・ナイチンゲール―看護教育学者
第７章　マリー・キュリー―物理学者・化学者
第８章　緒方貞子―元国連難民高等弁務官
第９章　ワンガリ・マータイ―環境保護活動家
第１０章　ベアテ・シロタ・ゴードン―元ＧＨＱ職員

著者等紹介

池上彰［イケガミアキラ］
１９５０年長野県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、７３年にＮＨＫに入局。記者やキャスターを歴任し、２００５年に退職。以後、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。２０１２年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[ルピナスさん]

大学生は「自ら学ぶ人間」として自分の頭で考え、テストでは自分の考えを明らかにしなければならない。池上彰氏がお茶の水女子大で展開した「世界を変えた10人の女性」についての集中講義。緒方貞子氏、アニータ・ロディック氏等、日頃注目していた女性のみならず、日本の女性の地位向上の願いを憲法草案にこめたベアテ・シロタ・ゴードン氏等、新たな学びもありました。学生達は互いに切磋琢磨し合う目的でレポートを発表していきますが、素晴らしいレポートにも必ず批判あり。冷や汗ものの臨場感が伝わってきます。こういう学び、懐かしいです。

2021/05/28

[Aya Murakami]

ベアテさんは大学の憲法の授業で紹介されていたのですが、本書でも紹介されているあたり有名なのですね。どちらかというと世界を変えたベアテというより世界を変えることになるベアテ（未来系）がふさわしいように思えます。 国際情勢が不安な今だからこそ、日本政府と日本国民は現行憲法を生かす必要があると思います。

2018/01/11

[ちさと]

お茶の水女子大で行われた集中講義の内容です。偏見や差別ある社会構造の中で、能力を発揮して偉業を果たした女性たち。その足跡を追いかける事はおもしろい。(そして池上さんの説明はわかりやすい。) だけど本書の意義は、次世代を担う大学生を含めた現代を生きる私たちが、ではこの女性たちに共通する資質とは何か、自分にどう活かすかを考えることにつきるし、それを自然にさせてくれる池上さんは凄い。余談ですが、やっぱり宗教がある人は、強いな。

2018/09/06

[とよぽん]

面白かった。10人のほとんどの人を知っていたが、池上さんの視点や切り口が多面的でさすがだと思った。講義を受けたお茶大の学生たちが羨ましい。「世界を変えた」女性たちの等身大の姿を見せてくれた。というか、正面だけでなく横からも後ろからもいろんな方向から、その半生なり生涯なりを捉えていた。学生たちのレポートも、質疑応答も素晴らしかった。次は「世界を変えた10冊の本」を読みたい。

2017/10/13

[昭和っ子]

緒方貞子さん中心に。１９９１年にUNHCR国連難民高等弁務官事務所のトップになった緒方さんは、旧ユーゴスラビア難民救助の際、史上初めて特定の軍隊と行動を共にし、国連が難民を助ける為に軍隊と行動を共にする前例を作った人であった。「無差別銃撃が行われている所に、丸腰で援助物資を運び込む事はできません」何で与党が緒方さんを出して来なかったのか不思議に思いググってみると、彼女は安保法案の治安維持での活動が増えるのには反対ではないが、自衛隊が必要な訓練を受ける事と、国際社会を理解し交渉力のある人材を育てるのが必要↓

2015/09/16