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ヤル気の科学―行動経済学が教える成功の秘訣

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  • サイズ B6判/ページ数 306,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163757605
  • NDC分類 331
  • Cコード C0098

出版社内容情報

これでダイエットも禁煙も達成できる!? 人にヤル気を出させる最も効果的な「アメとムチ」の組み立て方を、行動経済学が伝授します

「10キロダイエットするぞ!」「禁煙する」……人は様々な誓いを立てて、そして守ることができません。だれもが「我慢できない自分」と「論理的で、辛抱できる自分」の内なる闘争をくりひろげています。なぜ人は目標が達成できないのか。それは、生物が長期的な利益よりも、短期的な誘惑に極端に弱いからなのです。

しかし、行動経済学はあまたの研究からこれを防ぐ秘訣を見出したのです! それは「コミットメント」。「もし目標のマラソンタイムを実現できなかったら、反・慈善団体に寄付金を払うよ」……!? より簡単な例でいうと、「10キロ痩せたら、テレビを買う」「タバコを吸ったら罰金1万円」……すなわち「アメとムチ」です。
え、そんなこと? というなかれ。本書は、膨大な実験的証拠から「アメとムチ」でいかに人のヤル気がコントロールできるかを解き明かします。人の心はその状況によってさまざまに違うもの。でもそれぞれに応じて、正しいコミットメントがあるはずです。

「学校の成績があがったらお金を払う」「減量に失敗したら現金を払わなくてはいけない」「現金でなく旅行券をテストの賞品にする」……果たしてこれらの実験で、人は目標を達成できるのか、できないのか?
『その数学が戦略を決める』でセンセーションを巻き起こしたイェール大教授の著者は、こうした「コミットメント」契約を提供するウェブ上の店舗「stickK.com」まで開設して、コミットメントの可能性を追究しています。 ビジネス契約から、ダイエット成功までのヒント満載。知的好奇心を満足させ、実用機能も備えた刺激的な一冊です。

内容説明

人はなぜ目標が達成できないのか?それは、生物が長期的な利益よりも短期的な誘惑に極端に弱いからだ。それを防ぐために行動経済学が教える方法、それが「コミットメント契約」。成功への努力を的確に行うために最適な「アメとムチ」を組み立てるこの方法を実践すれば、豊かな成果が手に入る。

目次

序章 コミットメント契約という魔法
第1章 今日の一個のリンゴと、一年後の二個のリンゴ
第2章 インセンティブかコミットメントか
第3章 損失は大きく見える
第4章 ガミガミ言われる気分
第5章 持続性と意識化
第6章 コミットメントは人を語る
第7章 やりすぎる危険
第8章 コミットメント店舗

著者等紹介

エアーズ,イアン[エアーズ,イアン][Ayres,Ian]
経済学者、弁護士。イェール大ロースクール教授、イェール・ビジネススクール教授を務める。『その数学が戦略を決める』(文春文庫)は『ニューヨーク・タイムズ』紙のビジネス書ベストセラーとなり、『エコノミスト』誌から2007年経済ビジネス書ベストの一冊として挙げられた。2006年には、アメリカ芸術科学アカデミー会員に選出された

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
評論家、翻訳家。1964年東京都生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手シンクタンク勤務の傍ら、経済から環境問題、前衛文学、SFにいたるまで広範な分野での翻訳・執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろ☆

25
行動経済学。 例えば、ダイエットをするといった時の、コミットメントの使い方。約束が守られなかった時の罰則を決める、反慈善報酬を与える。 手の中の鳥一羽は藪の中の二羽に勝る、人は手元にあるものを手放すのが大嫌い(損失回避) フレーミング。寄付金で現在いくら集まっているより、目標まであといくらの方が圧倒的に募金が増えた。 行動経済学の本を読んでいる人なら、最初にまとめを読んで、気になるとこに戻ってもいいと思う。2015/04/03

15
約束事を守るのためコミットメント契約を用いることで途中放棄を防止する。コミットメントすることは効果的であると賛成する。が、逆に考えると人間は此れほどまでに約束事を守れないということか。2015/01/21

手押し戦車

12
人は短期、長期の利益の選好を逆転させ目先の利益を選ぶ双曲割引。コミットメントには拒否出来ないよう提案でき選択制約をかけるがインセンティブには行動に値段を付け選択肢のどれかに誘導するが人にどう思われるかで大きく影響し皆がやってる事を他人に倣ってしまう。飴と鞭は厳しい鞭で成果を出すと行動変化は長く続かず反動が起き損失は利益より大きく見える損失忌避の細部に注意を払い持続には定期的に自己診断してフィードバックする。過大なコミットメントで自制心をはっきりした後に別の作業を成果が下がる。自制心は使い過ぎると枯渇する2014/07/13

Koichiro Minematsu

9
コミットメント契約は、成功のカギ。 インセンティブが働けば、行動に影響がでる。2015/10/18

ペプシ

6
★3個 内容が難しい。。。一回での理解は難しい。本にまとめながら読んで理解を深めていますが、それでも1回での理解は難しい。 結構「まぁそりゃそうだろ」と思った内容が多く、新しい発見はそんなになかった。 読んでいて「なるほどな」と思ったのは以下の点 ・中毒移転 ・契約時のコミットメント提示 ・ポイントカードの仕組み 時間があれば読み返して理解を深めようと思います。2020/01/25

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