「少年A」この子を生んで…―悔恨の手記

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「少年A」この子を生んで…―悔恨の手記

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163553900
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

私たち親は、どこで、何を、間違えたか?

日本中を震撼させた神戸連続児童殺傷事件。
その犯人酒鬼薔薇聖斗「少年A」の両親が
2年間の沈黙を破り悔恨の涙とともに綴った息子Aとの全て。

1章 被害者とそのご家族の皆様へ―父の手記
2章 息子が「酒鬼薔薇聖斗」だと知ったとき―母の手記
3章 逮捕前後の息子Aと私達―父の日記と手記
4章 小学校までの息子A―母の育児日誌と手記
5章 中学校に入ってからのA―母の手記
6章 Aの「精神鑑定書」を読み終えて―母の手記

内容説明

愛していた。信じてもいた。その14歳の息子Aが、神戸連続児童殺傷事件の憎むべき犯人酒鬼薔薇聖斗だったとは…。両親が2年間の沈黙を破り悔恨の涙とともに綴った息子Aとの全て。

目次

1章 被害者とそのご家族の皆様へ―父の手記
2章 息子が「酒鬼薔薇聖斗」だと知ったとき―母の手記
3章 逮捕前後の息子Aと私達―父の日記と手記
4章 小学校までの息子A―母の育児日誌と手記
5章 中学校に入ってからのA―母の手記
6章 Aの「精神鑑定書」を読み終えて―母の手記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そのぼん

33
1997年5月27日に少年の遺体の頭部が中学校の正門で発見され、その後逮捕された犯人が14才の少年だったといういわゆる『酒鬼薔薇聖斗』事件の犯人側の両親の手記。事件の凄惨さから受ける犯人の不気味で恐ろしい印象と、我が子が逮捕され鑑別所に収容されてもなお『あの子の口から真実を聞くまでは、信じられない』と、現実を受け止められていない、あるいは逃げているともとれるような雰囲気が事件の全体像と合致しておらず、読み進めていてどうもしっくりこない感じがしました。2019/03/31

29
まず読んで思ったのは、こういう本は出しちゃいけないなと。どんなに悪魔のような加害者でも、親からみたら子供。可愛くないわけがない。どうしたって我が子を心配する気持ちはあるだろう。息子を弁護するような言葉、自分たちの育て方を弁護するような言葉、被害者遺族は絶対聞きたくないと思う。じゃあ誰のための本かといったら、書いた本人たちの自己満足のため、そして私のように息子を持つ親のためだと思う。でもこれを読んで、うちの息子なら大丈夫、わたしたちなら息子の異変にすぐ気付くから大丈夫…とは思えなかった。いや、異変には気付く2012/08/13

prelude

23
忘れられない事件。長男が中学生になったのを期に読んでみたが、微かな違和感と言い様のない不安が残った。2018/01/31

なっち

18
当時世間を震撼させたこの事件。私はその頃20代前半の独身でした。現在二人の子供の親になり,子育てとはなんだろうと思わされました。もしかしてなんて息子を露ほども疑っていなかった両親は,少年Aが逮捕されたその日から人生が180度変わりました。もちろん,被害者の家族も,大切な子供の命を奪われた日から地獄のどん底に突き落とされました。この本を読む限り,少年Aの両親は多少脳天気過ぎるかなとは感じるもののどこにでもある普通の家庭の親だと感じました。被害者の父が書いた著書があるそうなので,そちらも読みたいと思います。2014/02/04

アルパカくん

10
少年が本を出版したことが話題になり、事件のことを思い出したので読んでみました。当時は事件の恐ろしさから報道さえあまり見ていられなかったので詳しい知識はあまりない状態でした。少年の両親が全く前兆などに気づいていなかったことが記されていました。両親の思いと少年の心の内がとても離れていることが伝わりました。恐ろしいと同時になんて難しいことなのだろうとしか言えないという感想です。2015/09/13

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