出版社内容情報
温室効果ガスの排出量をゼロにするしか、我々が生き残る道はない。「気候大災害」を回避するために、ビル・ゲイツは政治・経済・科学のあらゆる側面から分析を進めてきた。10年の調査が結実し、パンデミックをも予期した著者の描く未来像が明らかに。20年ぶりの著作。
内容説明
暴風雨、高潮、干魃、感染症の拡大…。気候大災害が今世紀中に奪う命の数は、COVID‐19の5倍にものぼる。惨劇を避けるため、ビル・ゲイツは科学、経済、政治の専門家と協力して気候変動解決のブレークスルーを探し求め、来るべき世界の姿を思い描いてきた。10年にわたるその取り組みは、あらゆる人が科学文明のもたらす豊かさを享受できる「本当に持続可能な世界」を指し示している。今なお世界の最先端をリードするテクノロジーの巨人が、我々が歩むべき前進の道を提示する。
目次
なぜゼロなのか
道は険しい
気候について論じるときの五つの問い
電気を使う―年間五一〇億トンの二七パーセント
ものをつくる―年間五一〇億トンの三一パーセント
ものを育てる―年間五一〇億トンの一九パーセント
移動する―年間五一〇億トンの一六パーセント
冷やしたり暖めたりする―年間五一〇億トンの七パーセント
暖かくなった世界に適応する
なぜ政府の政策が重要なのか
ゼロ達成に向けた計画
一人ひとりにできること
おわりに 気候変動とCOVID-19
著者等紹介
ゲイツ,ビル[ゲイツ,ビル] [Gates,Bill]
技術者、経営者、慈善家。1975年、旧知のポール・アレンと共にマイクロソフト社を設立。現在はビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同会長を務めている。また、クリーン・エネルギーやそのほかの気候変動に関わる技術の商業化を目的とするブレークスルー・エナジーを立ち上げた。3人の子どもがいる
山田文[ヤマダフミ]
翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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