オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史〈3〉帝国の緩やかな黄昏

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オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史〈3〉帝国の緩やかな黄昏

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  • サイズ B6判/ページ数 479p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152093790
  • NDC分類 253.07
  • Cコード C0022

出版社内容情報

基地帝国として万国に地歩を築き、覇権国家となったアメリカの容赦ない所業に、世界は気づき始めた。史上最悪の宰相の元、凋落を始めた帝国の舵を取るオバマの手腕が試される……歴史超大作完結

内容説明

9・11後の帝国の衰退は歴史的な必然だったのか。現代史を牽引した大国の正体を明かす超大作完結。

目次

第10章 デタントの崩壊―真昼の暗黒(フォード大統領の時代―アメリカの受けた痛手;南ベトナムの敗北と、反故にされたベトナムへの資金供与協定 ほか)
第11章 レーガン時代―民主主義の暗殺(「想像を絶する」、レーガン大統領の知的レベル;「ラテンアメリカがあんなにたくさんの国に分かれていたなんて驚いたよ」 ほか)
第12章 冷戦の終結―機会の逸失(ゴルバチョフ、冷戦の終結を宣言;ブッシュ・シニア―「究極のエスタブリッシュメント」大統領候補 ほか)
第13章 ブッシュ=チェイニー体制の瓦解―「イラクでは地獄の門が開いている」(イスラム過激派による9・11テロの衝撃;ネオコンにとって、9・11は「新たな真珠湾のような」好機だった ほか)
第14章 オバマ―傷ついた帝国の運営(「救済者」と思えたオバマは、事態をより悪化させた;経済顧問はほぼ全員、金融危機を招いたルービンの手下―彼らは嬉々として銀行家たちを救済した ほか)

著者等紹介

ストーン,オリバー[ストーン,オリバー] [Stone,Oliver]
アメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。『プラトーン』『7月4日に生まれて』でアカデミー賞監督賞を2度受賞

カズニック,ピーター[カズニック,ピーター] [Kuznick,Peter]
アメリカン大学歴史学部准教授、同大学核問題研究所所長

金子浩[カネコヒロシ]
翻訳家。1958年生。早稲田大学政治経済学部中退

柴田裕之[シバタヤスシ]
翻訳家。1959年生。早稲田大学・Earlham College卒業

夏目大[ナツメダイ]
翻訳家、ライター。1966年生。同志社大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

42
一つのアメリカ史のこのような見方もあるということで読むのがいいと思います。カーター以後の大統領を俎上に挙げてアメリカの当時の事情などとオーバーラップさせています。まあ著者の考え方からすると、レーガン、ブッシュなどはコテンパンという感じですがオバマにも結構厳しく当たっています。読み物として読むのはおもしろいと思いました。2015/01/18

読書ニスタ

37
レーガンは無知、オバマはクレバーだが、上手く国民を口車に乗せて、やってることは、歴代の大統領の路線を踏襲し、側近をルービンの弟子で固めて、銀行家たちを救済する。トランプを見た時、民主主義がポピュリズムに落ちたと思ったが、違った。民主主義には、まともな人物を選択する機能が、最初からないのだ。利益搾取者は、戦乱やドタバタが大好きで、国民だろうが、他宗教だろうが、異国の人だろうが、ケンカをふっかけては、根こそぎ奪い取って、借金と火種だけを残して去っていく。2019/11/23

かんちゃん

24
【Booklive!】カーター、レーガン、ブッシュ、そしてオバマに至るまで。レーガン、ブッシュが進めた軍事外交。世界覇者への憧れ。マイノリティの代表として鳴り物入りで大統領になったオバマは、その点では変化を起こすことはできなかった。アメリカの凋落、中国の台頭。そんな中で誕生するトランプが果たしてアメリカ復活の切札になりうるのか。破廉恥だが、したたかなトランプ。早くも中国を牽制する小細工を始めている。日本もロシアとの融和を図り、中国包囲網に追随している。どんな外交手腕を見せるのか、興味深く見守る。2016/12/17

CCC

9
アメリカ上層部がいかに譲歩を知らず相手の体面に泥を塗ってきたか、という感じで趣旨が明確。構図が分かりやすいので、アメリカ軍事を軸に近現代の流れを掴むにはいい本だと思います。2014/06/19

大竹 粋

5
オバマ政権あたりから、なんだか文体がガラッと変わった感じがしたが、これほど今に近い現代史を、左派からとはいえ、知る事ができるのは、思考実験としてもとても有意義に感じた。ゴルバチョフの事をもう少し知りたくなった。2013/09/09

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