内容説明
いい香りを「嗅ぐ」だけで、重度の認知症患者の症状が改善されたり、がんによる疼痛がやわらぐ―“香り”の成分は、私たちの脳や体内に、どのように吸収され、作用しているのか。西洋医学では太刀打ちできなかった「治りにくく予防しにくい」疾患の画期的な治療方法として、いま注目されているメディカルアロマセラピーを、嗅覚のメカニズムや最新の臨床例からわかりやすく解き明かす。
目次
第1章 嗅覚のメカニズム―ヒトはどのようにして“香り”を感じるのか(においを感じる「仕組み」を知る;なぜ何千種類ものにおいを嗅ぎ分けられるのか ほか)
第2章 “香り”が人体におよぼす作用―アロマセラピーのサイエンス(急速に進む「におい」の研究;“香り”と医療―メディカルアロマセラピー ほか)
第3章 治りにくい・予防しにくい疾患に効く“香り”―メディカルアロマセラピーの最新研究(医療現場で導入が進むアロマセラピー;認知症患者の脳を刺激する“香り” ほか)
第4章 “香り”の効能を楽しむ―精油の使い方(精油を正しく使う;精油選びで知っておいきたいこと ほか)
著者等紹介
塩田清二[シオダセイジ]
昭和大学医学部第一解剖学講座主任教授。1974年に早稲田大学教育学部生物学研究科卒業後、新潟大学大学院理学研究科修士課程修了、昭和大学医学部第一解剖学講座にて医学博士号取得。米国チューレン大学客員教授などを経て、現職に至る。日本アロマセラピー学会理事長、日本統合医療学会副理事長、日本糖尿病・肥満動物学会常務理事などをつとめる。専門は神経ペプチドを中心とした神経科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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