NHK出版新書
緊急解説!福島第一原発事故と放射線

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140883532
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0236

内容説明

「福島第一原発」で何が起きたのか?それは収束するのか?放射線の影響は大丈夫なのか?そもそも、なぜ原発だったのか―。原発事故発生直後から、不眠不休の解説を続けたNHKの解説委員と記者だからこそ書けた“事故”の真相と深層。

目次

第1章 福島第一原発で何が起きたのか?(緊迫の放送センター ドキュメント48時間;ゼロから知りたい 福島第一原発事故と放射性物質)
第2章 日本はどうして原発を進めたのか?(チェルノブイリ以来の大事故;「商業用原発」で起きた大事故 ほか)
第3章 放射線の健康への影響は?(放射線は、どれくらいの値から気をつけたほうがよいのでしょうか?;原発からの避難区域は、どういう基準で決められているのですか? ほか)
第4章 これから原発はどうなるのか?(技術大国・日本の「レベル7」;想定外ではなく、想定しようとしなかった ほか)
資料 福島第一原発事故発生からの大まかな流れ

著者等紹介

水野倫之[ミズノノリユキ]
NHK解説委員。担当は、原子力を中心とした科学技術。記者として入局後、六ヶ所村の再処理工場など核燃料サイクル事業や高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故、東海村の臨界事故を取材

山崎淑行[ヤマサキヨシユキ]
1969年生まれ。NHK科学文化部記者。関西学院大学卒業。神戸大学大学院国際協力研究科修士課程修了。エネルギー政策が専門。東海村の臨界事故や中越沖地震の柏崎刈羽原発トラブルなど事故取材多数

藤原淳登[フジワラアツト]
1973年生まれ。NHK名古屋放送局記者。京都大学法学部卒業。医療問題や食の安全などの取材に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mitei

285
震災当時この三者がニュースで代わる代わる解説をされていて、とてもハラハラしながら聞いていたのを思い出す。今のところ押さえ込めているが将来どうなるのだろうかまた続編を読んでみたい。2017/04/16

ヴァン

7
 古本で購入。電力会社に想定外だったと言わせたあの事故はなんだったのか。危機管理という面では、いまのコロナ・ウィルスに通じるものがあるように感じる。2020/04/25

Hiroshi

6
NHKの解説委員と記者が放射線を正しく恐れるために書いた本。震災後3ヶ月で出版された。チェルノブイリの事故では核燃料の連鎖反応がとまらなくなり原子炉が爆発した。福島では核分裂は止まっていた。建屋の爆発であるが3機爆発したのでレベル7だ。日本はアメリカ製の原子炉を輸入するだけで、商業用原子炉の研究開発は行わなかった。それ故ウランやプルトニウムの怖さを身に染みて味わっておらず、それが日本の弱点となった。ベクレルは放射線を出す能力を示す単位。シーベルトは放射線の人体への影響を示す単位。ミリかマイクロか要確認。2016/03/13

田園の風

6
結果論で言えば、本書にあるとおり、原発はマネジメント出来る代物ではないだろう。しかし日本は原発を選んだ。そして今選んだ道を進むか或いは別の道を進むのか岐路に立たされている。どちらに進もうと覚悟がいる。生半なものではない。本書では、国民の覚悟を示す手段として国民投票を提示している。対岸の火事ではないのだ。2011/09/15

Kei

6
最後についている資料が時系列でわかりやすかった。想定外ではなく、想定しようとしなかった。核開発の歴史もなく、安易に輸入してしまったと指摘。さもありなん。2011/06/22

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