生活人新書
暦に見る日本人の知恵

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140882474
  • NDC分類 449
  • Cコード C0239

内容説明

いまなぜ旧暦なのか。せわしく息つく暇もない現代人の生活になごみとゆとりを取り戻そうとの機運が芽生えている。私たちの生活に欠かせない暦―その仕組みと変遷を探り、また明治期の太陽暦改暦の真相に迫る。暦研究六十年の斯界の権威が、やさしく懇切丁寧に書き下ろした絶好の入門書。

目次

第1章 旧暦のなごみと人々の暮らし(おらんだ正月;旧暦の仕組みと変遷)
第2章 太陽暦への胎動(キリシタンと太陽暦;さまざまな制度の改変)
第3章 いま明かされる改暦の真相(なぜ改暦を急いだのか;和時計から西洋時計へ)
第4章 改暦の反響と啓蒙に尽した人々(改暦の反響と影響;太陽暦の啓蒙)
第5章 いまに生きる旧暦の知恵(暮らしの中に息づく旧暦;旧暦ブームを考える)

著者等紹介

岡田芳朗[オカダヨシロウ]
1930年東京生まれ。女子美術大学名誉教授。日本古代史専攻。暦の会会長。53年、早稲田大学教育学部卒業。同大学大学院修了。女子美術大学教授、文化女子大学教授等歴任。東京都新宿区文化財保護審議会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamahiko

14
身近であり、何となく知っているつもりでしたが、正確なことは何一つ知らなかったことばかりでした。本書の本題ではありませんが、政府禁制の暦が民間に広まったことの日本人の心性(自分も含めて)にとても興味を覚えました。2017/01/01

甘木

1
ずっと積読だったのを、天地明察のコミカライズを読んで思い出したように手に取る。定時法と不定時法の統一による半刻のズレはすごく疑問だったので、解決してすっきり。興味深いのは、『好色五人女』の「中段に見る暦屋の女房」という記述に触れた箇所。こういう表現って当時の文化を知らなきゃ分からんよなぁとつくづく感心。2012/05/27

むーん

0
カレンダーについて知らない話が沢山あり、面白かった。「ついたち」の由来、六曜が太陽暦導入後に普及、江戸時代庶民は占いを求めて暦を買っていたなどなど。2020/04/18

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