イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

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イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

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  • サイズ 46判/ページ数 385p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140819333
  • NDC分類 228.5
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「知らない」ではすまされない、世界が注視する“この国”を正しく知るための入門書

イスラエル。こんなテーマがほかにあるだろうか?
人口1000万に満たない小さな国が世界のトップニュースになるのはなぜか?
アメリカのキリスト教福音派はなぜ、イスラエルとトランプを支持するのか?
なぜ紛争は繰り返されるのか?
そもそも、いったい何が問題なのか?
世界で最も複雑で、やっかいで、古くからの紛争と思われるものを正しく理解する方法などあるのだろうか?
国際社会の一員として生きていくために、日本人が知っておくべきことが、この一冊に凝縮されている。
争いを拡大させているのは、私たちの無知、無関心かもしれない。

第1部 何が起こっているのか?
1章 ユダヤ人とイスラエル/2章 シオニストの思想/3章 ちょっと待て、ここには人がいる/4章 イギリス人がやってくる/5章 イスラエルとナクバ/6章 追い出された人びと/7章 1950年代/8章 ビッグバン/9章 激動/10章 振り落とす/11章 イスラエルはラビンを待っている/12章 賢明な希望が潰えて/13章 ブルドーザーの最後の不意打ち/14章 民主主義の後退
第2部 イスラエルについて話すのがこれほど難しいのはなぜか?
15章 地図は領土ではない/16章 イスラエルのアラブ系国民/17章 恋物語?/18章 入植地/19章 BDSについて語るときにわれわれが語ること/20章 Aで始まる例の単語/21章 Aで始まるもう一つの単語/22章 中心地の赤い雌牛/23章 希望を持つ理由

内容説明

「イスラエルについてどう思う?」と唐突に質問されたら、あなたは何と答えるだろう?教養人ほど、イスラエル‐パレスチナ問題に白黒をつける論陣を張る。だが、イスラエル人とパレスチナ人はどちらも正しく、どちらも間違っているというのが本当のところだ。どちらも、自分ではどうにもならない力の、お互いの、そして、自分自身の犠牲者なのである。それはどういうことなのか?本書はそれをあぶりだす試みである。第三者である私たちが、この世界で最も複雑で、やっかいで、古代から続く紛争に注意を払うべき理由、紛争の解決を求める人びとを支援することが、中東のみならず世界にとっても重要である理由を語る物語である。

目次

第1部 何が起こっているのか?(ユダヤ人とイスラエル―始まりはどこに?;シオニストの思想―組織、移住、建設(一八六〇年代~一九一七年)
ちょっと待て、ここには人がいる―パレスチナ人はどうなる?
イギリス人がやってくる―第一次世界大戦、バルフォア宣言、イギリス委任統治領の創設(一九一七~三九年)
イスラエルとナクバ―独立と大惨事(一九四七~四九年) ほか)
第2部 イスラエルについて話すのがこれほど難しいのはなぜか?(地図は領土ではない;イスラエルのアラブ系国民―共生社会か、隔離か?;ラブ・ストーリー?―イスラエルと、アメリカのユダヤ人コミュニティ;入植地;BDSについて語るときにわれわれが語ること ほか)

著者等紹介

ソカッチ,ダニエル[ソカッチ,ダニエル] [Sokatch,Daniel]
社会活動家。イスラエルの民主主義を名実共に達成させるためのNGO、「新イスラエル基金(New Israel Fund)」のCEO。同基金は、宗教、出身地、人種、性別、性的指向にかかわらず、すべての国民の平等を確立すること、パレスチナ市民やその他の疎外されたマイノリティの利益と、アイデンティティの表現および権利のための民主的な機会の保護、イスラエルが近隣諸国と平和で公正な社会を構築し維持することなどを目標に掲げて活動している。妻と二人の娘と共にアメリカ、サンフランシスコに在住

鬼澤忍[オニザワシノブ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

155
ユダヤ系アメリカ人の著者が、イスラエル・パレスチナ双方への深い理解の上に、極めて冷静で中立的な記述をしていることに感銘を受ける。パレスチナ紛争の歴史を踏まえた上で、非ユダヤ系が国民の1/5を超えるイスラエルが、ユダヤ国家を目指すのか民主主義国家を目指すのかという著者の問いかけが胸に刺さる。ラビン首相の暗殺後、右傾化を強めるイスラエル。私には、ネタニヤフ政権の、右派・エスノナショナリズム・占領地への入植などという特徴が、パレスチナの特殊問題を越えて、冷戦後の世界の潮流を象徴しているように思えてならない。2023/04/26

syaori

83
イスラエルーパレスチナ紛争の経緯や争点、解決への課題を見てゆく本。痛感するのは「どの関係者の言い分にも真実はある」のだということ。ホロコーストと欧米諸国の黙視を経験したユダヤ人にも、そのユダヤ人に土地を奪われたパレスチナ人にも道理があり、さらに宗教や国連決議等を巡る各々の信念や思惑、流れた血が絡み事態が複雑化しているのだということ。そのほかパレスチナを巡るイスラエルのナショナル・アイデンティティの面からの葛藤やアラブ諸国との関係など「白でも黒でもない」問題を様々な側面から見ることができ理解が深まりました。2023/10/09

Sato19601027

78
ニュースでガザ地区の報道がされる度、何故、このようなことになっているのか理由が分からなかった。読み終えて全てを理解した訳ではないが、多少は分かるつもりだ。著者のダニエル・ソカッチ氏は、ユダヤ人であるが、米国で生まれ育った社会活動家で、新イスラエル基金のCEOでもある。この本は、第一部でイスラエル・パレスチナ紛争の歴史を、第二部でイスラエルが直面している難題を解説している。ガザ地区の悲劇について、ハマスについて、米国のこの紛争への関わり方について、少しでも関心のある方は、入門書として読むことをお勧めする。2023/11/05

Sam

62
昨今イスラエル・パレスチナ関連の書物が多く出版されているが、本書は著者が当事者(ユダヤ系アメリカ人)であることが大きな特徴だろう。長きに渡る両者の歴史を踏まえた客観的でバランスの取れた説明は非常に分かり易く説得力があるし、加えて当事者としての著者の体験や複雑な想いも実感を伴ってリアルに伝わってくる。本問題の解決がいかに困難なものであるかこれでもかというくらい思い知らされた一方、それでも希望は捨ててはいけないという著者のメッセージには救われる。読んでおいて損のない良書と思う。2023/12/27

こばまり

53
歴史、現状共に、解説本としてとても分かり易かった。福音派キリスト教徒がトランプを支持する理由等、目から鱗数々。ようやく理解のスタートラインに立てた今、現在彼の地で起きていることに思いを馳せると、解決策のなさに暗澹たる思いがする。2024/01/03

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