限界費用ゼロ社会―“モノのインターネット”と共有型経済の台頭

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限界費用ゼロ社会―“モノのインターネット”と共有型経済の台頭

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  • サイズ B6判/ページ数 531p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140816875
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0098

出版社内容情報

モノとサービスが無料になる!テクノロジーの進展により、モノをひとつ追加で作るコスト(限界費用)は限りなくゼロに近づいている。世界的な評論家が、経済パラダイムの大転換と未来展望を描く。

内容説明

いま、経済パラダイムの大転換が進行しつつある。その原動力になっているのがIoT(モノのインターネット)だ。IoTはコミュニケーション、エネルギー、輸送の“インテリジェント・インフラ”を形成し、効率性や生産性を極限まで高める。それによりモノやサービスを1つ追加で生み出すコスト(限界費用)は限りなくゼロに近づき、将来モノやサービスは無料になり、企業の利益は消失して、資本主義は衰退を免れないという。代わりに台頭してくるのが、共有型経済だ。人々が協働でモノやサービスを生産し、共有し、管理する新しい社会が21世紀に実現する。世界的な文明評論家が、3Dプリンターや大規模オンライン講座MOOCなどの事例をもとにこの大変革のメカニズムを説き、確かな未来展望を描く。21世紀の経済と社会の潮流がわかる、大注目の書!

目次

市場資本主義から協働型コモンズへの一大パラダイムシフト
第1部 資本主義の語られざる歴史(ヨーロッパにおける囲い込みと市場経済の誕生;資本主義と垂直統合の蜜月;資本主義のレンズを通して眺めた人間の本性)
第2部 限界費用がほぼゼロの社会(極限生産性とモノのインターネットと無料のエネルギー;3Dプリンティング―大量生産から大衆による生産へ;MOOCと限界費用ゼロ教育;最後の労働者;生産消費者の台頭とスマート経済の構築)
第3部 協働型コモンズの台頭(コモンズの喜劇;協働主義者は闘いに備える;インテリジェント・インフラの規定と支配をめぐる争い)
第4部 社会関係資本と共有型経済(所有からアクセスへの転換;社会関係資本のクラウドファンディング、民主化する通貨、人間味ある起業家精神、労働の再考)
第5部 潤沢さの経済(持続可能な「豊穣の角」;生物圏のライフスタイル)

著者等紹介

リフキン,ジェレミー[リフキン,ジェレミー] [Rifkin,Jeremy]
文明評論家。経済動向財団代表。欧州委員会、メルケル独首相をはじめ、世界各国の首脳・政府高官のアドバイザーを務めるほか、TIRコンサルティング・グループ代表として協働型コモンズのためのIoTインフラ造りに寄与する。ペンシルヴェニア大学ウォートンスクールの経営幹部教育プログラムの上級講師。『ヨーロピアン・ドリーム(The European Dream)』はCorine International Book Prize受賞

柴田裕之[シバタヤスシ]
翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

61
資本主義の行き着く先とは、協働・共有世界。物理的以上に、心理的な変化受容力が問われる。印象的なのが、自然界の資源活用過程における有効エネルギーの損失の件。パラダイムシフトに伴う痛みは必須も、5W1Hで痛みを知りたいのが人の心。自分の子供たちで垣間見るミレニアム世代の一端・・・。確かに合点が行く言動多々。一方、最終章の日本への提言に、目新しさに若干欠ける気がしないでもない。因みに、巻末の参考文献リストは、いつアクセスしたのか記載多々で、本著の主旨にぴったり。笑。2018/03/17

ばんだねいっぺい

33
 言われるだけあって画期的な未来図を示す啓蒙的な書。 資本主義から新たなパラダイムへ。今から、順調に行けば40~50年かけて。いろんな物事をタダでシェアする社会に。 でも、根暗な人には住みにくい世の中かもしれない(笑)2017/01/12

Miyoshi Hirotaka

22
私が上京した1980年代は、電報が字数に、通話が距離に比例する料金体系だった。フルセンテンスの英文を電文に直す社内試験があったし、空き缶に小銭を貯めて独身寮の近隣の公衆電話で順番待ちをした。私の子供たちに話しても理解してくれない。このように何かを成し遂げるための費用はどんどんゼロに近づく。これはコミュニケーションだけでなく、エネルギー、輸送、教育などあらゆる分野に及ぶ。希少性をよりどころとしていた資本主義は衰退し、共有型の経済に移行する。生産者と消費者は区別がつかなくなり、モノは所有から共有へと向かう。2022/11/10

Shin

22
研修の課題図書で指定されたので再読。前回読んだ時はとても共感できたはずなのだが、今回はずっと首を傾げながら読んだ。まずもって「限界費用が限りなくゼロ」に近づくロジックとしてランニングコストがかからない(実際にはかかる)再エネの普及を前提にしているが、再エネがメインになったエネルギーシステムは「誰かが負担しなければならない」系統調整コストとバックアップコストがかかる。それも莫大に。この部分に気付かないフリをしている時点でなんだかなぁと思う。前回もそう思って読んだはずだが、多分目をつぶってたんだろう。2021/01/05

犬こ

19
幾度か出てきたガンジーの言葉「地球はあらゆる人の必要を満たすほどのものを提供してくれるが、あらゆる人の強欲を満たすことはできない」既にあるカーシェアリングや空き地協同利用などから読み取れるように、今後、事業は協働的、共有可能な水平展開・分散型へとiotにより進化し、資本主義から共有型経済へと変わっていくのでしょうか。iotによる未来予測としては、ここまで具体的に考察した本はなかなか無く、難しい内容だけど満足。筆者の知識量が凄い。2017/03/14

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