赤ちゃんの科学―ヒトはどのように生まれてくるのか

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  • サイズ A5判/ページ数 407,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140814291
  • NDC分類 495.7
  • Cコード C0047

内容説明

なぜヒトのお産はたいへんなのか、出産経験のある女性が分娩室に付き添っているだけでお産の「質」が向上するのはなぜか、男性にも「つわり」は起こりうる―だれもが人生の最初に体験するとても大切な旅、「誕生」。出産と新生児のフシギについて、2児の父でもあり医師でもある自身の体験をまじえつつ、医学、歴史、生物学、社会学などの側面からも描き出した、あらゆる人のための「生まれることの科学」書。

目次

1 分娩の世界(二〇人の赤ちゃん―お産との出会い;初めの五分間―胎児から新生児への変身;もうひとつの選択肢―帝王切開の歴史)
2 陣痛との闘い(女王陛下はお産が嫌い―痛みのないお産ができるまで;陣痛とどう向き合うか―無痛分娩のさまざまな手法)
3 お産をめぐる人々(パパの心構え―男性に起こる変化;誰に立ち会ってもらう?―付き添い人の効用)
4 こんにちは、赤ちゃん(お腹のなかで学ぶこと―新生児の五感;「育てる価値のある赤ん坊」―新生児蘇生の科学;赤ちゃんの身体―その神秘をさぐる)

著者等紹介

スローン,マーク[スローン,マーク][Sloan,Mark]
医学博士。小児科医として30年近く、出産の現場に立ち会いつづける。米国小児科学会会員。カイザー・ペルマネンテ病院の北カリフォルニア地区で、患者や同僚から最も高く評価されている小児科医のひとり。『シカゴ・トリビューン』『サンフランシスコ・クロニクル』などのさまざまな媒体でも執筆。カリフォルニア州サンタローザ在住

早川直子[ハヤカワナオコ]
ルイス・アンド・クラーク大学卒業。派遣社員として実務翻訳の経験を積んだのち、出版翻訳の勉強を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tomomi_a

4
感嘆。2017/02/13

銀獅子王の憂鬱

3
出産にまつわる歴史、生命学的神秘、生まれてきた赤ちゃんの驚異、父親たる男性の変化を小児科医の著者がまとめた一冊。生命の誕生はこれほど驚きに満ちたトリビアがあるのだと楽しみながら読めた。読みつつ、自分の妻や子供に感謝すら覚える良書。子供が生まれるまえ、生まれた後に読めば親近感が増すはず!でも帝王切開の歴史は血なまぐさく、妊婦に不安を与える可能性があるので、その部分は妊娠中は読まない方がいいかも2010/10/30

えむ

2
お産に関する歴史や、著者の体験談など(小児科医)を外国人特有のユーモラスな文章で綴っている本。来月出産予定なので色々知りたくて手に取りました。お腹の中の赤ちゃんが、よりいっそう愛おしく思える一冊。2015/10/11

メルセ・ひすい

2
14-44 赤42 ★初めの5分間!赤ちゃんの身体のなかを見られたら、生命の最大の奇跡を目の当たりにできる。子宮をでたあとの五分間ほど、大きな身体的変容を経験する人生での時期はみあたらない。死でさえも、これほどの変容はない。暗い場所から明るい場所へ、暖かい母の体内から寒い外へ、水の中から空気のなかへ… 赤ちゃんはどうして生まれた瞬間に泣き出すのか。男性にもつわりは起こりうる…。誰もが人生の最初に体験する大切な旅、ヒトの誕生の驚異について、ユーモアたっぷりに解き明かす2011/01/24

おぎん

2
人類がいかにして出産についての医学を発展させてきたか等がまとまっている。本当に母親は偉大だ。父親になった後に読んだけど子供が生まれる前に読んでおけば子供が生まれることの不安がかなり緩和されたと思う。これから父親になる人に薦めたい一冊です。2010/11/22

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