中国―危うい超大国

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  • サイズ B6判/ページ数 455,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140812846
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0031

内容説明

急激な経済発展によって、「アジアの大国」の地位を取り戻したかに見える中国。その反面、反日デモや農民暴動といった形で国内の不満は噴出し、対日政策や台湾問題などの対外関係上の軋轢も高まりつつある。ぎりぎりのバランスで舵をとる、指導者たちの悩みとは?今後の世界平和の鍵を握る、中国の心情と論理を鋭く分析した必読書。

目次

第1章 強国の内なる脆弱
第2章 奇跡の経済発展
第3章 国内の脅威
第4章 メディアとインターネットがナショナリズムを増幅する
第5章 責任ある大国
第6章 日本―「中国人が怒ると、結果はいつも大いなる災いだ」
第7章 台湾―「台湾が独立すれば、共産党支配は崩れ去ってしまう」
第8章 アメリカ―「外患が内憂になることだってある」
第9章 「弱い中国」のほうが危険な理由

著者等紹介

シャーク,スーザン・L.[シャーク,スーザンL.][Shirk,Susan L.]
現代アメリカを代表する中国政治の研究者。1971年、ニクソン訪中に先立って、アメリカ初の人民中国への留学生の一人に選ばれて中国に渡った。1974年にMIT(マサチューセッツ工科大学)より政治学の博士号を取得した後も、頻繁に中国を訪れ、中国に政官界をはじめとする広範な人脈を築いている。1997年から2000年まで国務次官補として東アジア・太平洋局に所属し、クリントン政権の対中政策を統括した。現在はカリフォルニア大学サンディエゴ校大学院教授として、太平洋地域の国際関係を教える。シャーク教授の鋭利な中国分析は、『ワシントン・ポスト』『フィナンシャル・タイムズ』『ウォール・ストリート・ジャーナル』など英語圏の主要紙誌に掲載されている

徳川家広[トクガワイエヒロ]
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒業。米ミシガン大で経済学、コロンビア大で政治学修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アデネ゙パミ

3
ついに環境汚染で謎の生物が出現し始めたそうです2010/06/29

takao

2
ふむ2023/12/20

ぷるぷる

1
ボリュームたっぷりで中国の事情についてかなり掘り下げてあるのに、新しい発見は少ないというのは既に日本では各種メディアを通じて拡散済ということと思われ。日本人なら中国の抱える爆弾が国内世論であって、その導火線が日本、台湾、米国ってのは何となく分かってる。国内危機を避けるために戦争に至るのではないかという危険性が訴えられているが、米国からの投資なし中国の経済発展はなく、中国による米国債の購入なしに米国の財政は成り立たないので戦争は想像しにくい。「中国は世界を必要とし世界は中国を必要とする」ってのは今や事実。2012/02/28

メルセ・ひすい

1
10-04 赤9-79●世界の3悪役1.金日成の病気の倅2.胡耀邦3.温家宝☆中国を語るときは、生活環境が平均的な所得層を中心にして語れ! これは皆無。  だいたい人口が十三億人と言うがおお嘘で、十五億人はいるはず。 二億人は処分したいと思っている。⇒共産党の・・・ 漢民族以外の10%をどう始末つけるのか? 米国の政治・地政学アナリストは ゛島国゛と解析しているし、軍がネックだ! 軍幹部がルンルンの生活を享受しているうちは何が起きてもOKだが、軍の経済がショボクレてくればたちまち崩壊するよ。シャーク!2008/05/09

Kentaro

0
ダイジェスト版からの要約 最近の中国の政治的、経済的な台頭は、それまでの150年間、中国が国際社会において、弱小国の地位に甘んじてきた事実を思えば、まさに目を見張る。だが実は、二千年間にわたって世界最大の経済規模を誇っていた中国だが、アメリカに追い抜かれて世界第二位の経済になったのは、弱体化がだいぶ進んだ19世紀後半のことだ。1978年に中央計画経済を放棄して市場化を推し進め、対外開放路線を採用した結果は、むしろ活力溢れる経済の「復活」であり、世界強国の地位への「返り咲き」と考えるのが正しい認識なのだ。2018/07/24

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