内容説明
和食を中心に約110点。
目次
根みつばのおひたし
菜飯天ばら
わかめとちりめんの炒め煮
若菜ずし
たけのこの佃煮、若竹汁
厚焼き卵
新じゃがいもの丸揚げ
春のサラダ
白玉だんご
ピースと鶏そぼろの黄身あんかけ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
としちゃん
23
「手しおにかけた私の料理」をベースに、イタリアンやフレンチ、懐石料理の手法を掛け合わせて、お母様である辰巳浜子さんの料理を更に昇華し完成させた一冊。見開き一レシピ、一年の季節に合った料理が紹介されています。その完成度の高さは揺るぎなく、今尚料理を志す多くの人に影響を与え続けている一冊。けれど、この本が出版された1999年以降、生活を取り巻く環境は激変し、料理に対する感覚、考え方、家族のあり方や役割も多様化した。この中にある不変のエッセンスだけを汲み取って、今の時代に変換しながら読む必要がある気がした。2016/05/23
YOUCO19
5
アップルジェリーの作り方が知りたくて図書館で借りてみた。12ヶ月毎に表題通り6~10品旬の料理が紹介されている。その料理にまつわる辰巳芳子の話がまた良い。月毎に繰り返し読み、作っていきたいと思ったので購入した。2014/12/31
のぼる
2
朝日新聞の連載をまとめたもの。クックパッド世代にこういう読み物は重いかもしれないが、伝えていくべき食の知恵の財産だと思う。甥の話がよく出てきたのでご自身について調べたら、ご主人が結婚三週間で戦死なさってるんだ。人生の辛苦をよく知り、生きることの大切さをよく知っているからこその食の教え。全て実践できないにしても、心に留めておきたいと思う。2013/08/30