内容説明
著者の心にはいつも津和野がある。津和野を思えばたちまち10歳の少年に。懐かしくてちょっと物悲しい「昔、子どもだった大人たち」に贈る絵本。
目次
木のぼりの詩
硯と藤本先生
椿の花・火鉢にはまったのうちゃん
水さし・竹の皮と梅干し
赤いセロファン
自轉車の横乗り
鯉のぼり・竹の棒のあそび
修學旅行
大掃除・障子のはり替え
なわとび・馬のり〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
24
木登り、止められない自転車、馬乗り、水泳の飛び込み、寺の「おせったい」等、著者の子供の頃は毎日が冒険だった。それをそばで見守りながら、行いを添削してくれる先生もいた。そのまま記せば絵本になる日常生活の贅沢さを思う。2020/10/05
tama
2
図書館本 味変えと安野シリーズ連読で借りた。さすがに子供の絵本に分類されてはいなかった。文章と絵が本当の意味で「一体化」。ギュッと詰まってる。「藤本先生」は新米教員のようですが、若干重箱の隅つつくのすけ的行動が目に付きます。悪い人じゃないからいいか。好きな絵は、表紙絵(特に豚)と、本文の「猿の水差し」。2014/06/23
遠い日
1
090312【読書ノート/ひとことメモ】安野さんの子ども時代。やわらかく、安寧。2009/03/12