香港・日本映画交流史―アジア映画ネットワークのツールを探る

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  • サイズ A5判/ページ数 407p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130860369
  • NDC分類 778.222
  • Cコード C3074

内容説明

本書は1930年代から70年代にいたる香港と日本の映画関係に焦点をあてる。

目次

第1章 戦前・戦中における香港と日本の映画関係(戦前における香港と日本の映画交流;香港の抗日映画;陥落期における香港映画界)
第2章 中華電影における日中映画関係(中華電影とは;上海映画に対する占領軍と日本映画人の意見分裂;上海映画人の日本映画体験;日本人の上海映画に対する見方;日中合作映画の意義)
第3章 香港と日本の映画関係を促成する近因(香港映画界における左右分裂;香港時代における張善〓(こん)の構想と活動
国泰,邵氏が香港へ移転する経緯
日本色を取りいれた理由
戦後日本映画界における変化
日本映画のアジアへの市場開拓)
第4章 香港と日本の映画交流の黄金時代(電懋と東宝の交流活動;電懋音楽映画と日本人との関係;邵氏と日本の合作映画;邵氏の日本人材の導入;日本人監督の邵氏映画への貢献)
第5章 70年代以後の交流および香港映画と日本映画の相互影響(スタジオ・システム動揺下における日本と香港の映画界;スタジオ・システム衰退後の香港映画と日本映画の交流概況;香港映画の日本への進出;日本人が香港映画を受入れる理由;香港映画における日本映画の要素)
資料

著者等紹介

邱淑〓[ヤウシュクテイン]
1972年香港に生れる。1994年香港大学文学部(文学部)日本語研究科卒業。2002年東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程単位取得満期退学。2003年同大学同大学院博士号取得。韓国国立芸術大学映画研究科客席教授。現在、香港中文大学日本研究系助理教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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