古典日本語の世界―漢字がつくる日本

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130830454
  • NDC分類 919.02
  • Cコード C1091

出版社内容情報

日本人の思考ベースを培ってきた「古典日本語」とは何か、漢字によって支えられた古典の風景がめくるめく展開する。

目次

第1部 古代(文字の文化世界の形成―東アジア古典古代;漢字と非漢文の空間―八世紀の文字世界;漢字と『万葉集』―古代列島社会の言語状況)
第2部 中世(漢文体と和文体の間―平安中世の文学作品;「抄物」の世界―室町時代の言語生活;世阿弥の身体論―漢文で書くこと)
第3部 近世・近代(頼山陽の漢詩文―近世後期の転換点;読み書きの風景―幕末明治の漢詩文;夏目漱石の『文学論』―漢学に所謂文学と英語に所謂文学)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大猫熊

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いまなら、さしづめ英語がつくる日本か。この漢字がつくる日本を、言葉と理解しているかどうか。つまり、漢字であっても文字であっても言葉なのである。アルファベットがつくる日本ではおかしいだろう。それがこのテキストの考え方にあるかどうかが問われる。日本語で言う文学史を文字史に置き換えようとする作業に見える。二重の倒錯(70ページ)という説明がわからない。二重言語生活と捉えているのも日本語ではない。古典文(128ペ)という定義が漢文と対比されたり、規範の基準の時代といったり、ラテン語のようにして見るのも偏りがある。2012/04/04

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