自画像の美術史

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  • サイズ A5判/ページ数 165,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130830348
  • NDC分類 720.2
  • Cコード C1070

出版社内容情報

画家はなぜ自分を描くのだろうか.自画像とよばれる作品にはどんなタイプがあるのか.古代から近代までの自画像の歴史を辿り,西洋とは異なる日本の作例も視野に入れながら,芸術家の自己表象がもつ意味をさぐる.

内容説明

デューラー、レンブラントからゴッホ、ピカソ、雪舟まで、豊富な作品を通して自画像の魅力に迫る。モノクロ図版115点、カラー口絵10点収録。

目次

西洋絵画と自画像―そのタイプと歴史について(自画像のタイプ;「独立型自画像」とその変奏 ほか)
自画像の誕生―古代からデューラーまで(デューラーの自画像;古代エジプトにおける肖像―葬礼美術と肖像 ほか)
自画像の需要と画家のイメージ―レンブラントとその時代(「美術家列伝」における「作品」と「肖像」;「著名人肖像集」における美術家像 ほか)
絵の中の画家―近代芸術家の自己表象(社会関係の中の芸術家;芸術家の神聖化 ほか)
日本絵画と自画像―江戸時代まで(はじめに;鎌倉・室町時代の自画像 ほか)

著者等紹介

三浦篤[ミウラアツシ]
1957年島根県生れ。1981年東京大学教養学部卒業。1981‐90年東京大学大学院、パリ第4大学美術考古学研究所にて、西洋美術史を学ぶ。1997年パリ第4大学文学博士号取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろ

1
けっこう読みやすかったけど、参考画像が小さくなりすぎてちょっと見にくかったのが残念。でも小難しい学術書よりはわかりやすかったかも。2012/07/19

在原

0
わりと少ない自画像研究の本。 個人的に自画像に興味があったため、とても面白かった。ファイドンの『500の自画像』とあわせて読むととても面白い。 とくに作者不詳(伝テオドール・ジェリコー)の自画像は謎と魅力があって非常に面白い。ロマン主義以降の作家たちが、(一応)権力から自律した存在とされ、一種のスターに仕立て挙げられるというのがよく現れている。そして、この捉え方は現代のアーティスト像とも部分的に重なるし、功罪あるな〜と思った。2024/01/01

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