李香蘭と東アジア

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  • サイズ A5判/ページ数 290,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130800945
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C3074

出版社内容情報

東アジアが生んだ20世紀で最も重要な女性――李香蘭.満洲から上海,日本,ハリウッド,香港,そしてパレスチナまで.神出鬼没,変化自在の彼女は一体何者だったのか? その存在の意味を,気鋭の研究者たちが映画史的に位置づける初の論集.カラー口絵,年譜を付す.

内容説明

神出鬼没、変化自在。彼女はいったい何者か?満洲から上海、東京、ハリウッド、香港、パレスチナまで。女優、政治家、何より一人の人間として生きる「東アジアが生んだ20世紀で最も重要な女性」。その存在の意味をめぐる初の論集。カラー口絵付。

目次

1 満洲/日本(李香蘭日劇に現る―歌ふ大東亜共栄圏;李香蘭を見返す視線―ある台湾人作家の見たもの;『私の鴬』と音楽の都・ハルビン)
2 上海(魅惑の姑娘スター李香蘭の転生―甘粕正彦と岩崎昶、そして川喜多長政;“淪陥区”上海の恋する女たち―張愛玲と室伏クララ、そして李香蘭;『萬世流芳』評;納涼会見記;『萬世流芳』の民衆的遠近法)
3 戦後(李香蘭と朝鮮人慰安婦;中華偶像の変遷―李香蘭からヴィヴィアン・スーまで)
4 共同討議―映画史のなかの李香蘭