出版社内容情報
北東アジアの経済連携が急速な進展の中で、日本、韓国、中国における食料の安定供給と農業の共存のあり方について分析する。
目次
第1章 経済の相互依存と北東アジア農業の展開方向(経済の成長と北東アジア農業の変貌;日本における農業構造問題と農政改革 ほか)
第2章 食品産業の国際化と北東アジア・フードシステムの形成―食の連携の現状(北東アジア経済の発展と新たな農産物貿易の競争条件;北東アジア経済社会の発展と食料消費構造の変化 ほか)
第3章 農産物貿易の拡大と国内流通の再編課題―食の連携に対応した国内流通対策(青果物貿易の拡大と国内流通構造の再編方向;日本における農産物輸入急増と国内流通再編の課題 ほか)
第4章 産地・担い手の再編と新たな競争戦略―食の連携に対応した新たな産地戦略(北東アジアにおける経済連携進展下の新たな産地戦略;米の消費・購売行動にかかわる日・中・韓比較 ほか)
第5章 北東アジアにおける統一食料供給圏の展望と課題―食の安定した連携のための課題(北東アジアにおけるFTAの推進と農業;北東アジアの環境保全と農業政策 ほか)
著者等紹介
八木宏典[ヤギヒロノリ]
1944年群馬県に生れる。1967年東京大学農学部農業経済学科卒業。同年農林省農事試験場研究員。1983年農林水産省農林水産技術会議事務局研究調査官。1985年東京大学農学部助教授。1995年東京大学農学部教授、2006年3月退官。現在、東京農業大学教授、東京大学名誉教授、農学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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